日本人の死生観についての考察です。
戦後は別として、
長い歴史の中における
日本人の死生観としては、
江戸時代の書籍、
山本常朝による「葉隠れ」
に記述されている
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」が
我が国の死生観を表していると思います。
一方、隣国中国では
『論語』において、孔子による
「怪力乱神を語らず」という言葉が残っており、
これが、ある意味で、
唯物思想に利用され、
死後の世界を否定し、
この世の生存のみを優先する思想に
使われている気がします。
日本人は、
神話とともに、
「死」というものを明確に意識して
死後の世界を信じて生活してきました。
葉隠れには、
「何のために死ぬべきか」は明確に記述されていませんが
主君や他の者のために死すべきであり、
自分のためではない。
という考えが連綿と受け継がれてきたのだと考えています。
大東亜戦争を全面肯定するつもりはありませんが、
日本がアジア諸国の独立に貢献したことは
間違いないことであると思っています。
ペリリュー島で戦った中川隊長
硫黄島の栗林中将、沖縄戦での牛島中将
彼らは、万歳突撃を禁止し、持久戦による過酷な戦いを展開して
本国の子孫が一日でも長く生きられるように
自分の命を公のために捧げた、
真の武士道の体現者たちでありました。
我々の魂の中には
かくのごとく
死生観が流れているのです。
魂の永遠を信じて
いかに死ぬかを考えながら
一日一生の思いで
公のために生きていけるよう
精進していきたいものです。