肉体を含めた障害に対する考察です。

 

三重苦を背負った天使である

ヘレン・ケラーを知らない人はいないと思いますが、

彼女の信仰していたものを知っている人は少ないのではないでしょうか。

 

サリバン先生の指導により三重苦を乗り越えて

世の中に希望を与えてきたことを知らない人はいないでしょうが、

彼女は、スウェーデンボルグの神秘思想を深く信じており、

彼女自身も睡眠中に三重苦から解放され、

神が与えた障害の真の意味を悟ったのだと思います。

 

スウェーデンボルグ(1688年~1772年)と言えば、

スウェーデン出身の科学者・神秘主義思想家で

当時ヨーロッパではかなり有名な科学書として知られていた人です。

また、幽体離脱により霊界を行き来して

自分の見てきた霊界を記述をした書籍も有名でした。

 

ヘレン・ケラーは、

サリバン先生との出会いや

スウェーデンボルグの神秘思想に触れたことで、

自分の今世の使命を悟ったのでしょう。

 

神が与え給いし試練を

聖書のヨブのように、恨むことなく、

世の中の人々へ希望の光を与え、

肉体的な障害で苦しんでいる人たちに

神意を理解して、

克服して欲しいと願っていたのでしょう。

 

我々人間は、愛別離苦、怨憎会苦など

人生途上で様々な試練に遭遇します。

 

これらの試練は、

私たちに、

愛を与える側に立つか

人からの同情を買って

与えられる側に立つかを

迫っているです。

 

試練を克服したとき

私たちの魂は成長し、

人格が向上して

器の大きな人となり

神仏へ近づいてゆくのです。

 

受難を礼賛するつもりはありませんが、

神は、

乗り越えられない試練を与えることはない

と信じて、

各自に与えられた今世の課題を

勇気をもって

希望をもって

克服していかれることを

心から祈念しています。

 

医療科学技術の進歩により

出産前に障害の有無が分かり、

堕胎する人がいることも

ある程度理解できますが、

 

僅か100年足らずの有限なこの世は、

魂のトレーニング場にしか過ぎないと考えれば

周囲の人たちに対して

感謝を忘れず、

少しでも希望や愛を与えられる

人間へと成長していきたいものです。