書こうか悩みましたが・・・・

 

書きます。

最初にハッキリ言いますが

可愛い写真はありませんし

楽しい話ではありませんし

後半では私たち夫婦と同様に

苛立ちを感じる方もいると思います。

 

 

 

 

まず、私がこちらでも時々話している事で・・・

1~2年ほど前から治療を始めている

てんかんですが・・・・。

 

これについてここでも触れようと

思った動機は、

私が里親募集要項で

「ご自身の体の状態で本当に飼えるか」どうか

考えてくださいという事をご確認しているからです。

別に、あわよくば

誰かに助けてもらおうとか

良い品物があったら紹介してもらおうとか

思っていませんよ・・・。

霊のせいだとか、我が家に来て急に言わないで下さい。

 

 

「えっ、じゃあNarumiさんはてんかんだけど

飼ってるやん?」って思いますよね。

 

私は、サザナミ(あるいは別の生き物)を

飼う前から、自分がてんかん患者であるならば

生き物は飼っていなかったと思います。

 

サザナミを飼い始めて今年で6年。

飼育開始から4~5年目の時に

てんかんだとお医者様に言われました。

 

もの凄くショックでした。

「え?私が?」・・・と思いました。

でも私自身も、旦那も

あの症状で、他に何か納得させる

病気があるのかと言われると

「てんかんだよね、やっぱり・・・」と

ネットの検索結果を見ては

現実なんだ、やっぱりてんかんなんだ

と、現実味をおびていくばかりでした。

 

家族もいるし、幼い子供もいるし、

サザナミたちもいるし、

ブリーダーになった後の事だったし、

最初の半年はお薬を飲んでも

副作用が酷くて余計しんどかったし、

心配掛けてしまうし、

勤務先の上司も忙しい中で煩わせてしまうし。

 

「私が独り身だったら・・・。

誰にも心配かけないようにして、

適当に生きてるのにショボーン

 

 

 

10年くらい前ですが

病気で、苦しくて、もどかしくて

どうにもならなくて

本気で死にたいときがあって

(美談仕立てにしたい訳ではないですよ。

実際に救急搬送されたレベルです・・・)

 

その当時は、旦那しか頼れる人がいなくて

旦那は仕事に行かなきゃいけないのに

「一緒に居て」「1人にしないで」

「今日は休んで」って

毎日のように話して

完全に依存している状況で

旦那も苦しかったと思いますし、

私もその心境に陥った事で苦しかったです。

 

ひとつの考え方に囚われていることが

病気よりも苦しいと思ったのは

この時が初めてです。

 

そんな状況が1年くらい続いていたと思います。

 

それから、色んな変化があって

前向きに考える習慣を付けようと努めてきました。

 

てんかんになったし、これは慢性的な病気だし

私の発作のタイプはどうやら

薬で完全に抑えられないタイプのようだけど、

(医学的にも統計出てます・・・)

 

「急に倒れるタイプでも、意識を失うタイプでもないし

私の場合、前兆を感じる事が多いから

てんかんの中でも、まだマシなタイプだったのかも。

だから、そこはまだ救いようがあるというか

心も比較的負担が軽いほうなんだろうな」

と、思うようにしていますし

 

「私が結婚できた人(旦那)は

お父さんみたいに、お母さんがしんどくても

『飯』の一言でご飯を作ることを催促したりしないし

お惣菜や出前でも『いいよ』

『買って帰るよ』って言ってくれる人だし、

申し訳なさはあるけど、娘ちゃんは

私がしんどくて寝てて寂しくても

ぐっと堪えて待っていてくれる良い子だし・・・」

と、家族に恵まれているんだという

ありがたみも強いですし、

 

10年前のように死にたい死にたいという

負のスパイラルにはもう2度と

陥りたくなんかないし、

誰かや何かに依存なんてもう2度としたくないし、

自分で自分自身の気持ちを割り切れるくらいには

自分自身がポジティブに過ごして

「こういう病気になったけど

こうで良かったっていう部分やエピソードも

見つけられるようになりたい」

と考えています。

 

 

 

 

さっき、少し話したけど・・・・

 

私の病気を気にかけるふりをして

「霊のせい」で

「薬が効かない」

「色んな病気に掛かって衰弱していく」

だから

「浄霊(除霊)してみませんか」

「ペンダントを付けない?」

と、先日お越しいただいた

里親希望者様ご夫婦に言われましたが

 

人の健康を願っているようで願ってないじゃないですか。

 

 

「ああ、そうか

こんな見かたで私の事を見ていたのか」

と、サ~っと何かが冷めました。

もちろん、純粋にインコは好きなのかも知れませんが。

 

 

誰が、何が一番苦しかったり怖いと感じているのか

誰が、何を信仰しているのか

誰が、何を信じているのか

誰が、何を好んでいるのか

それはブリーダーとして里親希望者様に

ご対応する私には関係のない事ですし、

最終的にお渡しできるかどうかの判断は

里親希望者様のご意思と

私の思いが噛み合うかどうか

というポイントのみで判断を下しましたが・・・

 

 

何かおかしいなと思ったんですよね・・・

近くなのに手荷物が大きかったし・・・。

(手荷物が多いのに、サザチビちゃんを

入れるプラケースは非常に簡素にレジ袋に入ってたし、

あの日は雨模様の日だったのに)

 

メールでも当日でも

ところどころで何かを匂わせていましたし、

何となく「○日はお迎えされずに

帰るんだろうな~」と思ってましたが。

 

 

霊の事を言われなくても・・・

 

ルーミィの中を見てご夫婦で

クリームイノが気になると話していたのに

翌日には「ターコイズがいい」・・・

 

オカメを挿し餌から育てて

「挿し餌が終わった途端そっぽを向かれたから

成鳥になった時の性格で

懐いてる子ならお迎えしたい」のに

翌日には「挿し餌から育てたら

懐く期待がもてるんじゃないか」・・・

 

 

他の方にも言えることだと思いますが

「手乗り」「懐く」「お喋りができる」

この事ばかりに囚われていて

この事が迎い入れる絶対条件であるならば

小型インコの中でも、サザナミは特に

繊細な子だから、お迎えされないほうが良いと思います。

これらが絶対条件であるならば

私ではお力添えできません。

 

私に懐いていても、他の人にも懐くとは限りません。

逆に、私の元で不安そうだった子でも、

他所でとても幸せそうに暮らしている子もいます。

お迎えしたばかりの頃は懐いてたのに

荒鳥になったというケースも

サザナミ飼い主の間で時々聞きます。

 

里親様とは距離をとっていても

可愛がってくださっている方、

里親様と里子に出した子とで

楽しくて不快感がより少ない共同生活の方法を

探したり見つけられた里親様も多く、

 

私も、里親希望者様からご連絡を頂いた

この半年間で、メールやブログで

色々とお話させていただいたのにも関わらず

あの日、お越しいただいて

私がこれまで時間を掛けて理解を求めてきた事が

一切無駄だったのかと思うと

残念だな・・・という気持ちを通り越して

怒りが込み上げてきました。

初めてサザナミを飼うわけでもないのに。

 

今後も、懐くかどうかという事に

こだわられている里親様とはお取引しないと思います。

 

 

「じゃあ、懐かなかったらあなたにとって

この子の存在意義って何なの?

大切にこれから一生涯育ててくれるの?」

と、不安しかありません。

 

 

「何故、自分はインコに懐いて欲しいのか」

その答えは出ているのでしょうか。

 

懐いて欲しいから

懐いてくれる子が見つかるまで

色んな鳥さんをお迎えしている状態ではありませんか。

 

懐いて欲しいから

こういう育て方をした子はダメだったから

今度はこうしてみようと思っていませんでしたか。

 

懐いて欲しいから

繁殖させてヒナを取ろうと思っていませんか。

 

幼くて弱い立場で、尊い命に

何故最初からあなたの願いを一方的に押し付けるのですか。

 

 

ペンダントやら商品を買わせるのが本題だったのか

それともインコが本題だったのか

分かりませんが、

「この方たちなりの優しさの結果なんだろうな」

と割り切るので、

もうこのように

お願いしてもない物を勧められたり

私の願いや思いに、命の尊さとは何なのか

ご理解されてない方とは

今後ご縁があってほしくないと思います。

 

 

折角

「好きな生き物をペットとして

お迎えできる条件(アレルギーがないとか)が

揃ってるんだから、思い出深い良い1日に

出来るように私もぬかりなく備えよう」

と思ってずっと準備したり色々考えてきたのに・・・

こんな人がこれから他にも出るならば

里親募集要項の条件も増やさなければなりませんし

何なら、本当に良い人が来るかもしれないのに

危機に備えてあれこれ不安になったり

備えたりしなければなりませんよね。

それでは、本当に良い人たちがかえって迷惑なんですよ。

ここまで疑ってしまって申し訳ないなとも思います。

 

 

私は繁殖者であり販売者です。

この立場にいるという事は

購入者(里親様)にお願いしなければならない事

同意を得なければならない事

ご理解していただかなければならない事もありますので

少なからず私は購入者(里親様)を選べる権利があります

生き物という命あるものを扱っている以上

不安を感じたり、サザナミという種の飼い主として

相応しくないと感じれば

購入者(里親様)に当日お迎えせずにお帰りいただく権利もあります

お金(生体代)を出してくれる人なら誰でも良い訳じゃありません。

生き物だから、尚の事。

 

 

 

また、同業のブリーダーさんで

特に自宅に里親様(事業所によっては見学者様)を

招きいれる形式を取っている方たちは、

くれぐれもお気をつけ下さい。

通報の必要性に迫られたり、警察沙汰にならない事を祈ります。