でも、きせるをご存じない方も多いのではないでしょうか?そこで、今日は1月18日付け日経新聞朝刊に掲載されていた菊間敏夫さんが書かれた「たばこと銀山 古い縁」という記事からきせるの歴史についてご紹介してみたいと思います。(以下抜粋)
「たばこと銀山 古い縁」 石見などが普及に一役?江戸時代「銀山きせる」輸出
日本にたばこが伝わったのは関ヶ原 の戦い前後とされている。その際、たばこの伝播に大きな役割を果たしたのが当時、世界にも名の知られた石見や各地の銀山だったのではないか。(略)
島根県の石見銀山に注目した。16世紀中頃より海外にも知られ、技術と人と情報を各地に送り出した鉱山都市だ。産業遺跡としては日本で初めて世界遺産にも登録された。1630年に喫煙が広く普及していたことを示す文書も残っている。(略)
住居跡から出土した銅合金製きせるに、じかに目を通していった。(略)石見のきせるからは、他の地域から出土したきせるには含まれない銀が微量ながら検出された。(略)
きせるの産地としては堺、近江の水口などが知られ朝鮮通信使来日の際にも大阪で調達されたきせるが接待に使われている。だが、きせる製作は難しい技術ではなく、他の地で製作されていたとも十分考えられるようだ。
余談だが、戦国時代の堺や近江は鉄砲の産地であった。きせるを数える「挺」(ちょう)という単位は鉄砲からきているのではと考えられているがどうだろうか。
石見銀山から遠くない対馬藩が1670年に幕府に提出した貿易報告書には刻みたばこと4年間で67万挺というおびただしい数量の「銀山きせる」なるものが、銀や他の産物とともに朝鮮に輸出されたとの記録がある。(略)
---------『たばこには400年を越える歴史がある。長い生命を保ってきたものが、そうたやすく消えるはずはないと思う。』と菊間さんはこの中で書かれており、愛煙家を応援して下さっています。
今から341年前には重要な輸出産業の一つだったと思われるきせる。
まだ、お試しになられてない方は一度お使いになられたはいかがでしょうか

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