
ライタービジネスにおいて大きな技術革新につながった要因は、多くの会社が入手可能となったペレット(小弾丸)形セリウム・フリント(ライターの発火石)である。この発火石の発明により、フリントホイール(車輪状のヤスリ)の組み合わせで、現在のオイルライターの基本が完成した。これにより、ライター市場はおおいに活性化し拡大、ライタービジネスには多くの企業が参入した。ロンソンと好対照の発展を遂げたZIPPO社もそのひとつである。
ライター産業に新規参入が相次ぐ中、アロンソンは、他社との差別化をはかり大きなセールスプロモーションになるような、技術開発が必要と考えはじめた。
この頃のライターには、たった1つだけ改良されない部分があった。それは着火動作である。当時のライターを使うときには必ず「キャップを開く」、「ヤスリを擦る」、「キャップを閉じる」の3つの動作が必要になるのだ。そこで、アロンソンは、多くの既存の方法をさらに一歩先に進めて、親指でボタンを押すと点火し、ボタンを離すと火が消える画期的なメカニズムを考案したのである。
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