デルフォイの構造やシステムの記憶②



前回は過去世の彼のファンがデルフォイに齎した混乱。

今回はもっと規模が大きくなる。

アテナが話していた
「場に相応しくないエネルギーをどう扱うか」
にも通じる記憶。
①と合わせてアンドロギュノスの人は自分のエネルギーをどう守るかを考える時参考にしてほしい




ある都市から女性が意図を持って混乱を引き起こそうとデルフォイに送られた

女性は過去世の彼に近づき私にも近づいた

それによって私は乱れ
おじじ様の裁定を待つことに。


話はここから。


その女性は捕まり私と彼に面通しをさせたいとおじじ様は言った
私はもうその女性を見たくないと言うがおじじ様は大事なことだからという
私は渋々彼と女性の顔を見にいく

神官の家の中
その女性はいた。
なんと兵士に取り押さえられていた。
尚且つ、暴力を振るわれた形跡もある。
私は驚いた。
何故こんなことを?

おじじ様はこの女だったか?と聞く
私は身を縮こませながら頷く

女性は話すことができないくらい締め上げられている

私はここで突然何もしてないのに神が降りる
女性を締め上げていた兵士を制し女性の口を解放する
振る舞い、目つき、歩き方
いつもと違う私に一堂驚く
特に彼はまずいと感じるが神の道具と化した私は続ける

私におりた神はゆっくりと微笑みながらその女性を見る
見据える
見据えた先には女性の魂がある
神は魂を見据えた

何か申し開きはあるか?

と微笑みながら女性に語りかける
さっきと違う私の様子に戸惑いながらも女性は虚勢を張るように乱暴な言葉を投げかけてくる

犬が吠えているようだがそれだけか?

私に降りた神は更に微笑む

神官の1人が私を止めようとするがおじじ様がそれを更に静止する
この流れを見ておけという顔をする

犬よ
何を嗅ぎ回る?
ここには野良犬の餌になどない
お前にくれてやる残飯も残っておらん

女性は黙る


ほう
先ほどまでは勇敢に吠えてあったではないか
黙るとは多少の知恵もあるのだな

いいだろう
多少の知恵を駆使して
お前の国のことを語ってみよ

女性は黙ったまま目を逸らす

ならば代わりに語ろうぞ

叫び出す女性
やめろ!話すな!いい加減しろ!

自分で語るか
人から語られるか
どちらを取るか

私に降りた神は聞く

女性は再び口を黙む

黙るのか
ならば語ろうか

お前は◯◯の者であろう?


◯◯と聞いて
おじじ様はじめデルフォイの神官や兵士は腰を抜かすほど驚く
◯◯はデルフォイと友好的な都市だったから

◯◯だろう?
隠しても無駄だ
いずれわかる
その髪質
体躯
◯◯の特徴そのままだ

神は穏やかにだが強く語り出す

◯◯では美貌で鳴らしたようだな
そして多くの男を惑わした
自分に惚れない男などいない
そう思ってきた

◯◯の権力者と懇ろになったお前にそやつは甘いことをいって策を授けデルフォイに差し向けた
おおかた結婚してやるとでも言われたのだろう

お前と結婚する気はなどないのは犬の知恵でもわかるのに何を血迷ったのか信じたようだな
愚かな


お前は犬の知恵でここに来た
お前のところでもデルフォイは有名だ
つまり、デルフォイのピューティアも有名だ
崩せばお前の手柄になる


そんな浅知恵でここに入る
お前の国のものならデルフォイでは不審がられない
だから自由に行き交い
ピューティアの弱点である男(彼)を見つけた

お前の美貌で近づいたのだな
ははーん
だが、この男には通用しなかったようだ
だから、ピューティアに直接行ったのだな
哀れ
犬の知恵とはこうも哀れなり

女性は神の声をきくと驚いたり俯いたり苦悩の表情をみせたり忙しい

ではここでもう一度申し開きを聞こう
何か言いたいことはあるか?

女性はうつむき小さい声で
○○に帰りたいと呟く

帰りたいだと?
それが通ると思ったか?
犬にも劣る知恵なしとはこの者こと

お前はデルフォイと○○との火種の元
返すわけにはいかぬ
一生デルフォイで過ごしてもらう
命尽きるまでだ


神官長!!

最も良い方法でなすことを成しなさい

ここで神は私から離れ私は彼に支えられる。


①は無意識に奔放なエネルギーで場を乱す
②は意図的に破壊的なエネルギーで場を乱す

どちらもデルフォイはこれを強く拒む

これはデルフォイの記憶
でも、単にデルフォイという場所としてではなく
一人一人の心、魂と置き換えることもできる

自分の核に不意に不必要に侵入された時
介入された時
乱された時
どうするのか?

アテナのメッセージと共にそれぞれ考える材料になれば