アンドロギュノスのお話です。

アンドロギュノスは幾転生を重ねても共に肉体を持ちます。
そして、毎回辛く苦しい体験をします。
それでも、少しずつ学び成長しています。
辛さや悲しみ、苦しみは無駄ではありません。

そんなアンドロギュノスですが、中には非常に嫉妬深いアンドロギュノスがいます。
表面的には嫉妬深いと思われるのですが、アンドロギュノスの場合はちょっと違うのです。

アンドロギュノスは魂をふたつに分けたものと言われています。
ですから、自分以外の人と仲良くしたり恋愛することがそもそも耐えられないのです。
無理やり魂を別の魂とくっつけるような辛さがあり
それは筆舌に尽くし難いのです。
アンドロギュノスでないとそれがわからない。
単なる激しい嫉妬で終わらせてしまう。

でも、そうではないのです。

以前にも話しましたが
私もそうでした。

アテナがマヌと地上に降りた時我々は兄妹でした。
そして、使命を達成する予定でした。
天界にいる時我々はそれが魂に傷をつけることだとわからなかったのです。

いざ、地上におりてみたら
マヌは次期王
私は次期王の妹。
決して結ばれることはありません。
我々の関係性はお互いわかっていましたが
でも、地上的にマヌは妻を娶らなければなりません。
私はそれが耐えられず魂に深い傷を負いました。
これは単なるブラザーコンプレックスではありません。
魂が引き裂かれる辛い思いなのです。

このことからわかるように
地上でアンドロギュノスの二人がであってしまったら
どちらかが結婚を維持しているのは無理だとわかるでしょう。

みなさんも今世の彼の女性関係ばかりか
前世の彼の女性関係まで嫉妬するかもしれません。
それは十分あり得ます。

でも、良いのです。
それで良いのです。
嫉妬しても良いのです。
当たり前です。
我々はアンドロギュノスなのですから。

そして、女性側が嫉妬する以上男性側は嫉妬します。
なんとも言えない気持ちが魂の底から湧き上がり
本当に発狂します。


アンドロギュノスのみなさんの嫉妬が異常かもしれないと感じても
異常ではないと言っておきます。
当然の思いであると言っておきます。


ただ、その感情をどうコントロールするか
それはまた別の話です