物事は常に流転している


朝から昼
昼から夕
夕から夜
そして、夜から朝

司る神もアマテラスからこのツクヨミへと変わる


全てにおいて
変化している

それは緩やかであったり
急であったり
それぞれの個性とともに流れていく


地上では苦しみ悲しみが多い
このツクヨミに夜
たくさんの涙を見せながら
心を明かすものいまだ多い

このツクヨミは
直接あれこれしない
ただ、静かに月の光を
淡く確かに注ぐのみ

例え、今世で苦労しか体験せずとも
来世はその苦労が花開く
今世で苦労続きでも
その苦労が後に花開き
幸せな人生が送れる

それをこのツクヨミは知っている

朝から昼へ
昼から夕へ
夕から夜へ
夜からまた朝へ変わるように

悲しみもいつか必ず
喜びに変わる
悲しみは喜びの種であったと気がつく時が来る

だからこそ、このツクヨミは言う

悲しみの時こそ
どう在るのか
どう過ごすのか
考えよ

後に来る幸せのために

悲しみのための悲しみではない
苦しみのための苦しみではない

悲しみ苦しみは永遠ではない

カミムスビも申しておる

神を信じよ、と
カミムスビを信じよ、と
自分自身を信じよ、と

みなの涙にこのツクヨミは
いつでも付き合う
涙がでないほどの悲しみの時も付き合う
請け負う
だが、忘れるな
今が全てではない
今が永遠に続くわけではない

この悲しみもいずれ小さくしぼみ
みなの人生を彩る一つの要素にすぎない


安心するが良い

このツクヨミは決して
皆を見捨てない