アンケセナーメンと申します。
みなさんから見て遥か彼方のエジプトと呼ばれている国がございます。
その国がまだ栄えていた時に私は王家に生まれたものでございます。
私は人生を通して
3度の結婚を経験しました。
最初の結婚は実父と
2度目は義理の兄妹と
3度目は家臣とです。
これだけでもみなさんがよく想像する王家のお姫様より過酷であったというのがおわかりでしょう。
私が彼の地にいた頃、身内との婚姻は禁忌ではありませんでした。
王家というのは神の血をひいているので
臣下や一般人と血を混ぜない、王家で神の血統を守るという考え方でした。
ですので、私も近親婚について疑問に感じたことはありません。
むしろ、3番目に結婚することとなる相手が王家のものではなく
単なる神官であり臣下でしたので非常に拒否の気持ちがありました。
しかし、この王家を守るためにということで
屈辱的な気持ちで婚姻を受け入れました。
それしか手立てがなかったのです。
愛のない結婚。
2度目の結婚がとても幸せで私はとても満足していたので、3度目の結婚は葛藤と屈辱の中でのものとなり
苦悩の中生きることになりました。
今の日本の方は
家を守るための結婚が少なくなったと聞いて私は胸を撫で下ろしております。
なぜなら、それは公人のやることだからです。
私人ならばやることではないと私は考えます。
それに公人であっても
私人であっても
人の心というのは同じです。
その心を無視して国家のために自分の心を押し殺すのは魂に傷を作ります。
今の日本はそのようなことが少なくなったと聞いてますのでよろしい時代になったのだと私は感じています。
2番目の幸せな結婚の時は
夫はよく国を治め
人々も幸せでした。
私はその時に学んだことがあります。
国を治める王家、夫婦が幸せならば、そのエネルギーが国に広がり
少なからずの国民も影響を受ける
ということです。
私の夫は大変若くして王になりましたが
帝王学は幼い頃から学んでおり、幼くとも王としての威厳と気品と資質は持ち合わせていました。
私の名前はアモン神
ここにも時たま現れるアモンの名前を冠しております。
アモン・ラーは太陽神です。日本の主祭神も太陽神であると聞きました。
時代や環境、国民性などさまざまな違いはあれど
それを超えて同じく太陽神を仰ぎみるというのは
エジプトも日本も同じですので、とても親近感があります。
また機会があればこちらで私の話をするでしょう。
遠い地であり古い時代にいきた私のエネルギーからみなさんが何かを得たのなら私はこの上ない喜びです。