みなさん、おはようございます。
勢至菩薩( ◠‿◠ )が菩薩心得のようなものを話しておりました。
内容を知ると私アテナも話さねばと思い、こうして出てきました。
私の父ゼウスには兄弟がおりました。
ポセイドンとハデス。
ポセイドンはこのブログにも現れ、いつしか
「ポセイドンのおっさん」と呼ばれるくらい何故か親しみがある人物になったようです。
しかし、ギリシャの頃は非常に荒くれ者で一旦我が父ゼウスと袂を分つことがありました。今は和解して二人で協力体制を築いていて、娘であり姪である私もほっとしています。
しかし、ハデスはでてきません。
ヘラが最初に出てきた時にハデスには触れないで
話したくない
話せないと
言ってました。
私も横でヘラの話す様を見ていましたが、苦しそうであり悲しそうでした。
我が父ゼウス三兄弟は偉大な兄弟でした。
ゼウスは社長クラスの一員
ポセイドン、ハデスも負けず劣らず素晴らしい魂でした。
私も戦争に参加していましたが、最初はよかったのです。
三人力を合わせていったのですが、父ゼウスが止めるのも聞かずにあることをハデスが行い、「堕ちて」しまったのです。
先ほど勢至が語ったように
自分より弱い民衆のことを考えず、権力や誘惑に負けてしまったのです。
そして、ゼウスを敵として戦いを挑んできたのです。
その時、私も父のそばにおりました。
父の苦悩している顔は忘れられません。
三兄弟で仲良くギリシャで育ってきたのに
今はこうして敵同士。
和解を申し入れても聞かない。
一人で父は悩んでいました。
しかし、決断する時がきて
ハデスはあの世に行くことになりました。
あの世と言っても天界ではありません。
もう4000年ほどになるのでしょうか。
天界に戻ると地上の時間の感覚がなくなるので詳しい時間が掴めないのですが
ずっとハデスは天界に戻ってきていません。
これは私もたいへん苦しく悲しいことでした。
それ以上に父ゼウスは心に傷を負いました。
戦いには勝利したけれど
仲の良かった兄弟を自ら…というのは気持ちの良いものではありません。
もちろん、父は自分の使命を全うし国民を守るためにそのようなことをしたわけです。
でも、やはり娘の私にはわかりました。
父は本当はそんなことしたくなった。
ハデスは誘惑に囚われ
使命を忘れ
欲に溺れ
堕落したのです。
あの優秀な指揮官がそうなってしまったのです。
これは遠いギリシャのお話で済むことではありません。
みなさんもみなさんの周りでもおきうることです。
高い志、素晴らしい使命があればあるほど
自分を律する必要があるのです。
誘惑に負けない自分になる
権力の甘い蜜に惑わされない自分になる
常に心がけていなければハデスのように一瞬にして足元を掬われて堕ちていきます。
何度も言います。
他人事ではないのです。
このような話をすると
アンドロギュノスにしろなんにしろいつもアテナは厳しいことを言う。
もっと明るく楽しく過ごしたい。
こういう方もいます。
そういう方はそれでよいのです。
私はあくまでも一つの提案にすぎません。
しかし、ソウルワークをやっていくといつしか傲慢になったり権力をもつことも発生してくるのです。
私はそれを言っているのです。
そして、その誘惑を乗り換えた時
克服した時
そこから見える風景は以前とは違い、さらに遠くがよく見え自分見えてきます。
私と勢至が連れ立って、これだけ熱量をもって話すことを感じ取ってください。