せっかく私がでているのですから、みなさんお馴染みの仏教系のお話をします。

といっても、お経を読めとか激しい修行をしろとかそんなことはいいません。
お釈迦さまはそんなことは一言もいってないのです。

上座部仏教と大乗仏教は同じ仏教でも全然違いますが
これはどちらもお釈迦さまは語られたことです。

まずは、自分のことを見つめる、向き合うということを徹底的にする。
それがいまでいう上座部仏教になりました。
ある程度向き合えたらそれを周りの人につたえていくのが大乗仏教です。
だから、悟り行く中での段階の話なのです。
日本は大乗仏教が入ってきて発展し、最早これは仏教か?というほど変化したものになった宗派もあります。

元々のお釈迦さまの教えはまずは自分をみつめよ
自分の在り方と向き合えということでした。
つまり、自分の心のコントロールの方法や悩みの元を突き止め、悩みから離れる或いは無くす方法を教えてくれたのです。


私は天界でのお釈迦さまの講演を何度も聞いておりますが、いつもお釈迦さまがおっしゃるには
地上は、煩悩に振り回されやすい
求める心は尽きることがない
ますこれを知ること。

そして、神の善意なる心で自らを見て、求める心を違うことへと置き換えるように

とお話しされていました。

前半はわかりますね。
後半は少し難しいかもしれません。
どういうことかというと
求める心に翻弄されすぎて自分を見失ってしまう
或いは、視野が狭くなってしまう。
そうなると、不安になって余計求める気持ちが強くなる。
そうなると苦しくなる。

そうならないためには
視野を広く持ち、あらゆる可能性を考え、捨てない、諦めないこと。
神の善意なる心と言われても難しいですから
今自分ができる限りの広い視野で自分や世界を見てみる。
そうすると、足りないから求めるという渇望の心が減るのではないか、ということです。

これでもまだ難しいかもしれません。

とにかく、仏教的にはまず自分を見つめる
向き合う。
できる限り視野を広げて
(善意なる神の視点に少しでも近づく)可能性を否定しない。
これが第一歩である、ということです。

お釈迦さまは決してお経を読めとか滝に打たれろとか
苦行をしろなどとは言ってないのです。

真摯に自分と向き合いなさい
これだけなのです。