こんにちは。


今日本はざわついてあるようですが、どうかゆったりとした心を忘れずに
これから話すことを聞いてください。


私はみなさんがアメノミナカヌシと呼んでいるものです。

アメノミナカヌシ
タカミムスビ
カミムスビ
と大変偉い神様で、なかなかお目にかかることはない神々であるのは間違いないのですが、「陰」ということを知る時に果たして誰が一番適しているかといったら私ではないかと思い、現れて参りました。

私は男神故に「陽」として位置づけられますが
確かに「陽」ではあるのですが、神道系がそもそも「陰」のエネルギーですから
その中の陽ということで
他の国の陽の方よりも非常に陰寄りであることはまちがいありません。
イザナギもここで話していましたが、彼も理系の人に比べたら陽の中では相当な陰であるかと思われます。


私男神が陰を語って良いものかどうか
アマテラスが語った方がよいのではないか
そんな感想があるかもしれませんが
神道系の女性はみなさん既におわかりのように感性で過ごされております。
非常に繊細で感性で過ごされてあります。
神道系の女性のメッセージを下す時も美しの宮は雅楽を流し
「それらしく」してメッセージを下すこともあります。

なかなか今の皆さんの知的な部分に入り込めるようなことが語られるかと言われたら疑問が残りますし
自分が陰であるがゆえに逆に陰がよくわからないので語れないということもおこります。
ですので、私が陰の中の陽ということで出てきました。

本来なら私もこのようなむさ苦しいところ(私の部屋)ではなく、儀式用の部屋に下ろされたり
宮廷内や神社内などそれなりの空間に招き入れられることが多いのですが
それだとみなさんとの壁ができてしまうのもこれまた事実。
そのようなものは今はいりませんので、気楽にフランクに陰について語って行こうと思います。



私男神が陰を語る時いつもいうことは同じです。
陰というものはしなやかで強い。
陰の強さに陽は勝てません。
だから、筋肉をつけたりお金を稼いでほこってみたり
他のことで自分の優位性を主張したがるのです。
どうしたって陰には勝てないんです。

陽は陰から生まれたからですね。これは曲げられない事実です。
みなさん、お母さんから生まれました。
お父さんから生まれた人はいません。
俺は強いんだ!偉いんだ!といっても、育ててくれた人の前では虚勢のようにも聞こえます。

ですから、陽には
潜在的に陰への畏怖があると私は思うのです。
種は私達陽ですが、種を受け入れ体内で育て、生み出すのは陰です。
それは陽にはできないし
陣痛の痛みなど想像もつきません。


日本の歴史もあるところまでは女性が強く、その方が国がまとまっていました。
男性が前に出るようになってから揉めるようになったのです。
アマテラスが祭神の国ですから、国のトップが男性ではやはりうまくいかないのです。
これははっきりいっておきます。
日本は特殊な国で、女性がトップでないとうまくいかない国なのです。
いと、とよのメッセージにもありました。
優秀な男性たちを取りまとめるのが女性である、と。
和らげるのが女性だ、と。

そういうとフェミニストが女性差別だというのですが
そもそも男性と女性は全く違うのです。
犬と猫以上に違います。
同じ人類としてよいのかと悩むくらい違うわけです。
でも、どちらかを下げどちらかを上げるのはよくないこともわかっています。

西洋流のやり方ですと
女性が男性をやわらげるなんて男性のための女性ではない!!
という人も多いでしょうが
そういうことではなく
全体の大調和の視点で見た時に、荒々しい陽だけだといつか戦になるのです。
しかし、陰がいればそれだけで緩衝材になり、うまくいくことがあるのです。

陰はそういう役割があるのです。
争ったり競ったりではなく
和らげたり整えたり飾ったり、それが陰です。

そこから意識を変えないと日本に住む人たち、特に日本の女性たちはずっとこのままでしょう。
陰を取り戻せないままになってしまいます。

決して、大臣が男女同数になるのがよいことではないのです。
大臣が男性ばかりでもうまく周りよい政治ができればよいではないですか。
そこには女性の陰的なエネルギーが必要だということです。
それは必ずしも表に出て来ない場合もあります。

今日の話は難しかったでしょうか。

この話は知的にそして日本的感覚と感性で受け取っていただけたらと思っています。


ありがとうございました。

日本がよりよい国になるようにみなさんと共に協力して手を取り合って進んでいきたいと思っております