みなさん、こんにちは。

植物からの智慧を学ぶということですが
やはり陰存在そのものとしての植物から突然学ぶのは難しいでしょう。

なので、少しずつお話ししていきますね。

これは神道系の女神たちも同じなのですけど
植物というのは
植物同士で意地悪をしたり
いじめたり
そのような排斥をするようなことはしません。

これは先日、美しの宮が話していたように
「他」がないからです。
全部「我」という意識だから、「我」の中の一部に対して攻撃したり
悪口を言うと言うことは起こりません。


ここでとても大事なことをお話しします。
よく植物を見てみると
花、葉、茎、根
他にもいろいろな部位があります。
土に這う根は美しく咲き乱れる花に嫉妬するかと思いきやしません。
そんなことをしたら、花が咲かないどころかその草花全体の危機になります。

それを植物も私たち神道系もよくわかっています
(孫注釈:木花佐久夜毘売がいう意味は、神道系のことは知ってるけど他はわからないという意味で、他のところはそうじゃないってことではありませんので)

花が主役のように思いがちです。
確かに、花は主役かもしれませんが
主役ばかりの人生
ヒロインばかりの人生
それはあり得ません。

花には花の人生
葉には葉の人生
茎には茎の人生
根には根の人生
があります。

自分が花でいたいのに
根だと分かった時はショックでしょう。
根だと認めたくないかもしれません。
花に嫉妬して花をこき下ろすかもしれません。

それでは一つの草木として
あなたの人生も終わってしまうのです。
「他はなし、全てが我」と考えた時に。


真偽はどうであれ
美しの宮は自分の人生は根の人生だと本人は思っているようです。
土という名の天界から水や栄養という名のメッセージをもらって葉や花に茎を通してみなさんに送ってもらうと思っていて
それを嬉々として行なっています。
花という主役でなくていい
自分が送った水や栄養で咲く花を眺めてニコニコして幸せを感じられると話してました。

私は「桜の花が咲き乱れる」という意味の名前ですから、花と根の関係になります。
それでも美しの宮は私に嫉妬するわけでもなく
私は美しの宮を見下すわけでもなく
こうして仲良くやっています。

これが陰存在の一部ではないでしょうか。

みなさんはどうでしょう?
兎角、みなさんは花になりたがります。
みんなに注目されたい
チヤホヤされたい
自分を誰よりも丁重に扱え
と言う気持ちがあるかもしれません。

そのような気持ちが存在するのは知ってますが
神道系の女神の中にそのような気持ちを持つ人はいませんし
非難を恐れず言うとすると
大変幼い気持ちだと感じてます。

「他がない。全て我」ならば、声高に自分を外に打ち出す必要はなし
注目されたいという欲求もでてこないのです。

この後、アテナが話したいと言うので譲ります