おはようございます。
私がでてきてお話ししてもいいのかと迷いましたが
ニニギや他の神々に話してみたら?と言われ、話すことにしました。
前回と同じくうまく話せるかわかりませんが
精一杯お話ししていきます。
日本には日本の心があります。
その一つがわびさびだと思うのです。
わびさび自体は私が生まれたずっと後の事ですが
その根底に流れているものは元々ありました。
伊勢神宮に行ったことがある方はお分かりになると思うのですが
内宮のアマテラス様がおわすところは大変に簡素です。
飾り立てたり、派手にしたり、華やかにしたり
そのようなことはありません。
それが日本のそのものなのです。
そして、アマテラス様がみなさんにも語りかけていたことの中に
そのままでいい
というのがありますね。
私たちにもよく「そのままでいい」とニコニコとおっしゃってくださいます。
つまり、完璧であることを求めていないのです。
非対称であるとか
朽ちているとか
それでいいのだということなのです。
それは私たちにも当てはまります。
みなさんは自分の中のよくない部分を見て
治さなくてはならないと感じるでしょう。
完璧を求めて苦しくなることも度々です。
でも、本来の日本の心は完璧を求めていません。
自然をよく見てください。
美しい風景が広がっています。
とても完璧であり、欠点などないように感じます。
でも、よくみると
枯葉が落ちていたり
ごつごつした石が転がっていたり
樹木が虫に食われていたり
とても完璧ではありません。
でも、その部分に美しさを感じます。
完璧でないことが美しいのです。
そこから自分で勝手に想像して美しさを感じ
幸せをも感じます。
あるがままを受け入れて愛するというのを今の日本は忘れているような気がします。
神道の末席を汚す私の独り言ですが
みなさんの心の中に日本の心はありますでしょうか?