みなさん、こんにちは。


軍神アテナとして少しお話しします。

かつてギリシャにおいて
たくさんの争いがあり
我が父ゼウスと私は戦地に赴くことがありました。

さきほどの理系の人のお話のように
正しさと正しさのぶつかり合い、エゴのぶつかり合いでしかない戦争ですが
我が父ゼウスは国を背負っています。
エゴを押し切らないと自国の国民を守ることができない時もあります。

これは非常に難しい判断であり、人の心ではなかなか決められないことでもありました。
だから、我が母ヘラのメッセージを聞いてそれを活かしたのです。


この争いに関して神はどう考えているのか
この前進んだ方がいいのか
退いた方がいいのか
いくらゼウスが戦争に長けているとはいえ
この先の展開などわかるはずもありません。

このように我が父ゼウスは、一国の行く末を握っている者として慎重な選択を迫られたのです。


では、この時のヘラのメッセージはどうであったのか。
私もゼウスのそばにいて
ヘラのメッセージを聞いておりました。

ヘラのメッセージ
基本的には戦うなということでした。
極力戦うことは避けよというメッセージでした。
戦うことは双方よいことではないからですね。

なにやら、知ってる人は
ああ、あの本にもそのようなことが書いてあったなあと思い当たる人がいるかもしれません。

ちなみに、あの本を書いた人を天界から指導した人が
ヘラにもメッセージを送ってくれた一人であることは言っておきます。

なんでもかんでも戦えということではなく
戦いを避けろ
愛を持ってまず接しろ
交渉しろ
ということでした。
もし、争うなら被害を最小に抑えるために短期決戦で
ということもメッセージで伝えられました。

それは戦いの後の復興を考えねばならないからです。
どのような形にしろ
勝っても負けても被害はでます。
被害が大きいとなかなか元に戻れませんし負担にもなります。
そうすると、敵国の住民の憎しみにもつながり
また新たな戦争の火種にもなります。

私は戦後、敵地にも通ったことがあります。
敵地であっても人々は変わりません.
親がいて
子がいて
兄弟がいて
日々の暮らしがある。
みな、純粋で小さな幸せを享受している。

このような平凡な方の幸せを壊す戦争をした敵国の私としてはこれでよかったのかと悩んだこともあります。

すると、ヘラを通してまたメッセージが来ました。

確かに、市井の人の生活を壊すのは心苦しいが
アテナはアテナの使命を全うせよ。
それしかない。
それが一番神が喜ぶことである


このメッセージも
知ってる人が読むと
ああ、あの本のあの内容と同じだと感じるでしょう。
天界から来るメッセージはいつも本質しか言わないので変わらないのですね。


私は地上で正しさのぶつかり合いである戦争を通して様々なことを学びました。
それは、国の長には多大なる責任があること
己の使命を全うすること
敵は実は敵ではない
愛を持って接すること
このほかにもありました。

知恵を出し合い戦争は極力避けること
地上の人の悲しみを増やすことになるから

たまには、アンドロギュノス以外の話もと思って話してみたのですが、どうでしょう。

興味があればまたアンドロギュノス以外のアテナの話もしていきます。