久しぶりにでてみたが
みなは元気だったかな。

ワシらの声を受け取っている巫女がアマテラス講座を受けて、陰を学んでいるようだが
ワシからも一言あるぞ。

陰的存在として水が存在する。
非常に水というのは陰を象徴する存在であるからして
よくみるのがよい。

水というのは形がない。
どんな形もなれる。
つまり、主張しておらんのだな。
俺は四角だ三角だ
川だ山だ海だ
そんなことはいわない。
その器の形にするりと姿をかえる。
一見すると自分の意思がないように見える。 


でも、さらによくよくみてみると
水は強い。
日本に住むものは水の災いを受けたから
ワシが改めていうこともない。
あれほど、形がなく
意思もないような水が
かたく強いものを凌駕する。

それが水。
そして、それが陰である。

柔よく剛を制すともいうではないか。
陰は陽より決して劣るものではなく
時折、劣るようにみせて
実に覆してくる。



上善如水
であるぞ。
酒ではない。

しなやかに弱くしたたかに
それが水であり、陰である。