日本から遠く離れたギリシャのデルフォイの地にある
アポロン神殿に

汝を知れ

と刻まれていたというのは
よくしられた真実。

これはいつの時代にも通用する。

人はとかく、外に目を向ける。
何より大事な自分のことは放っておいて
自分の外にあるものに心を奪われる。

外にあるものが気に入らないと
悩み
苦しみ
神々に助けを求める。


故に

汝を知れ

なのだ。

全ての答えは内にあり
全ての源は内にあり

全ては自分のうちが作り出している。



アポロンがでてくると
いつもこの話だ
この話しかしない
と呆れるものがいる。
しかし、「汝を知れ」の言葉がそこに置かれた時から
今に至るまで
その言葉の通りに
汝を知ろうとしたものは少ないのだ。

それゆえに
バカの一つ覚えのように
毎回同じ話をする。

自分のうちに入ると
そこに神がいる
そこに宇宙がある
そこに愛があり
そこに幸せがあり
そこに全てがある
のに
私が何度も話すのに
私以外の天界の霊人が何度も話すのに
みな、我らの言うことを聞かない。

そして、外を見て思い悩む。

ならば、やることは一つ。

いますぐうちに求めよ。
外に向かわず
うちに求めよ