突然ですが、聖書の中の「放蕩息子の話」知ってます?

私もここでいろんな昔の話しましたけど、この話は今の日本に必要な話ではないかなと思います。

昔のイスラエルのあたりに老人がいて二人の息子がいました。
弟が生前贈与してくれというので、お父さんその通りにしたら、弟ったらすぐにどっかにいって散財しちゃったんですね。
それで、ユダヤでは汚れてるとされてる豚の世話をしてました(それぐらいおちたってことです)
これはもうダメだと思ってお父さんのところに戻ってきました。
弟が謝る前に、お父さんは嬉しくて最大級のもてなしをするんです。
兄は面白くないわけ。
兄は、どこにもいかず散財もしないでお父さんのそばにずっといて真面目に働いてきたのに兄にはもてなしなんか全くしてくれない。
一方の放蕩息子の弟が帰ってきたらこんなにもてなしやがって。

そこでお父さん。
私のものはみんなお前のものになる。しかし、死んだと思っていた弟が生きて帰ってきた。
喜んで祝うのは当然だろう。


今の日本、この「兄」タイプの人が多いんじゃないですかね。
だから、人の失敗が許せない。

兄の気持ちもわかりますよ。
真面目にやってきたのにという気持ち。
でも、穿った見方すれば、弟を見許せないのは、本当は兄も放蕩したかったからでは?
したかったことを我慢して違うことをやってるのに、その我慢してたことをやった人がいると腹がたつというのはよくあることですよね。

それに、この真面目な兄だって、放蕩息子になる可能性だってあるわけですよ。
真面目だからこそ、風俗にハマるとか。
ギャンブルにハマるとか。

そういう弱さが自分の中にもあるということを認めないといずれはそれが自分の身に帰ってくるんじゃないですかね。

と、今日は引き寄せとは関係ない話でした。