熊野古道のレースは、朝が早い。
荷物を預けるのが、6:20までなので、5時50分にホテルを出ると、まだ薄暗い。
幸い南紀なので、寒いということはないので、夜明けの海辺を、勝浦から那智の会場へ気持ちよく走る。
開会式挨拶の間に、準備してたら、サイコンが動かない。
なんで、このタイミングでー・・。
唯一、時間記録だけ動くという、不思議な故障。
距離が表示されないので、これじゃコースのどこ辺りにいるかが、分からない(*_*)
パレード走行も快適で、スタート地点へ
いい感じでスタート
スタートから、何分経ったかだけが、サイコンの情報。
スピードも距離も分からない。
今回は、心拍計も付けてないので、情報砂漠w
今年、美山レースの後からヒルクライムに転向してまだ2戦目。
この頃何となく気づいた、ペースを一定にして走ることだけを徹底。
速いグループが、抜いていっても、無視。
息があがらない、脚が楽に回る。
その自分の上限だけを意識して、ひたすら安定して、走行。
その状態で、脚の合いそうな、走者を見つけて付いていく。
熊野古道の1000メートルのコースは、初めてで、スピードと距離も分からず、他の人のペースを頼りに、ずーと、安定走行。
楽な呼吸で、走るので、当たり前だけど、楽なクライム。
ただ、距離が長いので、さすがに疲れが出てくる。
下りが、2回あって、道が初めてで、その時にきれいな走り方をする人が前にいて、それがとても救いになった。
所々に、穴ポコや段差のきついドレインが、たくさんあって、勝手なラインで走ると、危ない所も多いから。
息も落ちついたまま、脚も余裕で、あと2kmの表示。
その時、サイコンの時間表示が1時間弱。
目標のタイムは、1時間14分
まだ体力も余裕があったので、よし!
いけるんじゃないか(^.^)
と思ったら、最後の激坂、コンクリートの悪路が現れて・・・
目一杯踏まないと、前に進まない。
ほんまにキツキツ。
道もガタカダ。
しかも、その激坂がながーい。
びっくりな悪路が延々と・・・
本当につらくて、5回くらい、降りて押したくなった。
でも、充分に体力が残っていたのが、さいわいで、
なんとか回りのグループを引き離して、激坂をなんとか、なんとか上りきって、、
ゴール。
でも、山頂では、カテの何位かは全く分からず、
激坂に苦戦して、目標タイムより、4分も遅くて、ほぼ入賞は無いだろうと、のんびり。
とてもいい天気。

雲海も見えて、友人も登ってきて、コーヒー飲んだり、楽しくレースで上りきった清々しさを満喫。
長い長いダウンヒル。
私は、もう、あまり順位に期待してなく・・
でも、会場で、タイム記録を見ていた友人が、3位だよー!!!
まじ?
ホント?
まじですかー!!
びっくりの入賞 (*´∀`)
このレースは、ショートコースのヒルクライムコースに10年前に、初めて出たレース。
10年の自転車競技の区切りに、ようやく、ヒルクライム初入賞。
むちゃくちゃうれしかった。
10年の長い練習がようやく形に残った。
楽しい表彰式

メダルの授与
最高の気分で海ぞいをポタリング
綺麗な海辺をのんびり、入賞を満喫
表彰台の上は、まるで雲海の上のよう。
前にクリテで一度だけ味わえた、雲の上を歩くような、その気持ちをまた味わえた。
きついコースだったけど、有名な、この厳しいヒルクライムコースでの入賞だからかこそ、ほんとにうれしい。
厳しくも、素敵なレースにとても感謝。
素晴らしいレースを長年運営してくれるスタッフの方々にも、とても感謝です。
やっぱり、ヒルクライムって、いいなー(^-^)