不完全な切り紙細工 -56ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある

  
 



 



 野の末の一隅で出会った

 時を忘れて生きてきた

 緑の呼吸している永遠に


 

 

 











              正直なこと言うと
              この悪戯描きは最初「野狐こんこん」
              というイメージだったのだけれど
              何故かこんなことに