不完全な切り紙細工 -54ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある




tonight's imaginary galaxy




 たった一度の夜だというのに

 冷たい雨は降りかかり

 河は星屑の洪水になってしまった

 幾億幾千あまた星のあるなかで

 あなたはただ一つ会いたいと願う星

 狂おしく想うただ一人のひと

 銀の大河の遥か彼方で

 どうか息災でいてください

 他ならぬ許されしこの夜に

 私のいのちと光の叫びを送ります












     


     

Soulful Filling by General Fuzz