息 目が覚めて朝の生温かい光のなかで 深く息を吸う 肺の奥底まで空気が届き そこからまた吐き出す感覚 息を身体のなかで感じる不思議 生きてあること 死んではいないと確かに感じる密やかな悦び もうしばらく この柔らかな充足感の底で 自分を感じ取っていようと思った このいのち 他ならぬこの自分の 呼吸