不完全な切り紙細工 -47ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある

 


 岬の白い灯台の

 真っ青な空に海猫たちが群れ飛んで

 村では緑の小麦畑の向こう側

 小さな教会堂からアンジェラスの鐘の音

 今日は古い生命がひとつ消え

 新しい生命がひとつ生まれ出た

 けれど

 アンジェラスは定刻に鳴り始め

 海猫はいつもみたいに鳴いていた

 それでも

 それは新しいひとつの日

 


 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

 
                   すみません 一日に多すぎましたね
                   思いつくままに書いて
                   一気に投げてしまいたかったものですから
                   お疲れ様でした! & ありがとう