雨音 雨音が屋根をつたい 軒を滑って 眠っている部屋の中 頭の芯にまで落ち 遠い時を蘇らせる 今夜 望みうるものを望み 光源を見る 雨音はその対峙を濡らし 和らげる いのちとは光の緊張と 夜の 絶えざる反復の 雨音 一粒ひとつぶが 寄り添い解け流れ すっと真っ直ぐに 落ちていく 音