昼の蔭 名状しがたい感覚で立ち止まる 風は初夏 日射しは夏で 建物の蔭を通り過ぎたとき 清々しい夏服の 木漏れ日のレース模様を愛撫する 歩み行く夏の白さに目を痛め 時よ止まれと? 遠くに去った人たちの声を風に聞き 姿を木々の若葉の中に見る 忘れがたきもの それは生きるということだ