少し前に『風が色を揺らしていた』や『描きかけの絵』で紹介した
Hang という楽器
もともとは2000年頃にスイスのPANArtという会社〔?)が作ったものだそうだ
Hangに関するWikipediaはこちら
それがどういうわけか急速に世界中で関心を持たれるようになり
より一般的に handpan と言われているらしい
handpanに関するWikipediaはこちら
ところがYouTubeなどで探せばわかるのだけれど
この handpan 量産できるものではないようで
今のところ何処のメーカーでも手作り
幾つかのの大きさのハンマーで鍋型の鉄板を叩いて作る
その鍋型の鉄板ももともとはドラム缶の底だったりと色々らしい
アメリカではこれを真似て
もう少し平たい金属の曲面に「舌」状態の切込みを数個から12個くらいまで作り
その舌の部分を叩くとその舌が振動しパン全体とパンの中で共鳴が起こる
というのを作って(これはおそらく量産できる)売り出している
音を聞いてみたけれど
このアメリカンな発明品もまあまあの音なのだが
やはりもともとのHangのほうが音があるいは響きが遥かに良い
時間を遡ると
ドラム缶の底を叩いて凹ませて作った鍋のような楽器 steel pan
これはほんとうに鍋っぽくて
冗談でそれに麺類を入れて焼きそばみたいにして食べている動画もあった
これはけっこうちょっと大きな楽器店だと置いている
Handpan は 鍋を上下二枚重ねて
それこそUFOみたいな形にしたもので
下側の鍋の中央には円い穴が開いている
音高を作り出す仕組みは基本的に steel pan と同じらしい
つまり鍋の部分部分を叩いて凹ませるか薄くして
その部分の面積の大小で音の高さを変えているらしい
もちろん
叩いて薄くするのでこの厚さも音の高さに影響するはず
この仕組みについてはもう少し勉強しようかなと思っている
特に鍋全体とそれぞれの音の部分との関係については
さて
演奏するとき
実際に鍋が指で叩かれるとこの部分が振動するわけだけれど
Hang handpan が 凹型の steel pan と異なるのは
このUFO型の空間で
音が反射したり共鳴したり唸りになったりする点なのだろう
ところで handpan は手作り故になかなか入手できない楽器らしい
高いものでは車一台買える額かそれ以上
一般的なものでも数万から10万は下らない
いまだ手作りであり量産できていないのは
それは音の鳴り方や高さに影響する要因が複雑なためなのだと思うのだが
有名になったメーカーのページを見ると
注文が数年分も溜まっているので受注中止中とかあった
eBayみたいなところで競売にかかると
かなり熾烈なビッドが繰り返されているようだ
まあそういう入手話はともかくとして
こういう楽器の性質上
弦楽器みたいに調弦して色々な音階で奏でるというのは難しい
ほとんど音階は固定なのだ
それゆえ演奏家たちはpanを何枚か持っているようだ
こういうところも面白いなと思っている
アイリッシュ・フルートなども限定された音階という点で
その限定の中で如何に歌って見せるのかが興味深いところだと思う
さてさて
この handpan
実にいい音だと感心している
というか魅了されたと言わなければいけないかな
ネパールやチベットなどで使われている
いわゆる singing bowl
日本では仏壇の チー-ンと鳴らす「輪(りん)」を食器大に大きくしたもの
これは叩き棒や手でこすってもいい音を出すけれど
この handpan も上の鍋をこすると似たような音が出せる
何か宗教的な響きでもあり
しかしドラムとして必ずしも宗教に縛られずにレゲェみたいなのにも使っている
そういうちょっと不思議な楽器なのだ
実はなんだかとても欲しくなっている
手に入れないまでも触って鳴らしてみたいと思うのだ
その音を複弦の vihuela de mano なんかと合わせてみたい
共鳴する
これはなかなか凄いことなのだと改めて感じることになったのだが
その話はまたいずれ気が向いたら
ということで
ゴーン♪
