乾いた笑いを笑える者は
真剣に努力して真っ直ぐに引いた線
真っ直ぐな線が引けるときも
悪戯な風が災いして
あるいは休憩室で誰かが転んだために
線が粉々になるときも
どちらを見ても楽しげに笑える者でいる
苦悩の円を幾重にも描くコンパスの黒炭の芯を手にとって
これでもまた真っ直ぐな線が描けると思える者に
泣きながら喜びながら
如何ように歩む道も
それが確かであるとは限らない
輝かしき図面の用紙が燃えるとき
砂に描いた絵と見なし
まだ砂に触れた指を退けず
自らもまた
その儚き命を笑う者であり
完成を待たずに折れるなら
その芯をまた軽々と笑って拾い上げ
尚も虚空にであれ
線を引き続ける
乾いた笑いに悦ぶ者こそが魂を
死の床にあるものにさえ
十二の弦を掻き鳴らし
愉しき歌を歌い奏でる者となるはずと