誰にも言わないと誓った言葉がある
言いそうになったら
生コンクリートにでも身を投げて
バックリとコンクリートを呑み込んで
しっかりと口だけを塞ぐのさ
目も耳もそのままで
そんな言葉が火のように
燃え上がって胸の中で涙のように熱くなる日
そんなとき僕はその言葉だけでなく
すべての言葉を失いたいと
かなり本気で考えるようになり
でもそこまで思ってしまえば
その言葉はたちどころに消えて
もう思い出すことさえもできなくなる
次にまた思い出すのはいつだろう
そうなる前の無言の夜は誰のもの
誰にも聞こえぬ無言の夜は僕だけの
誰にも言わないと誓った言葉だけがある夜さ