飛ぶ者たち(1) | 不完全な切り紙細工

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある


 鳥たちの集まる場所
 それは飛翔の場所でもある

 飛び立つ形
 飛ぶ形
 飛び続ける形
 さまざまに

 けれどそこには
 ある共通のものが
 はっきりと刻まれている


9924e
           上の二羽の種類はよくわからない ミヤコドリの仲間だろうか

                                                                          9924p




 海が近いからなのか
 下はアジサシだろうか
 少なくとも小説でも少し有名になった tern の仲間だろう
 littleでなくてcommonの大きさに思えるけれど
 空を背景にして飛ぶ者たちの大きさは
 ほんとうに捉えがたいところがある

 人は飛ぶことができない
 飛行機で飛ぶとしても
 それは自分の身体で飛んでいるのではないからだ

 彼らが飛べるのは
 彼らの骨と筋肉と皮膚が長い進化の中で
 羽を得た身軽な生き物になったからだ



             以下は連続写真
             これも二羽で飛んでいたがその一方
             背景が少し違うのは色飛び修正のせいもあるが
             飛行につれて背景に雲があったりなかったりするせいでもある

9936e

9943e

9944e

9946e

9947e

9948e

9949e

9950e

9951e

9952e


 この後降下して水面を低くかすめたが
 それきり飛び去った

 他の餌場を探すのだろうか
 それとも二羽そろって巣に

 二羽の距離は大きな空を背景にすれば近く
 しかし近づけば
 一枚に収まらない距離があった

 この広い
 無限とも思える空の中での距離とは何だろう

 ∞分の1とは何かを問うような気分になった





            夕燕・天空篇に続く鳥の飛翔第4弾でした
            というほど大げさなものでもないか

            画像を見るページで順番に見るとコマ撮り動画みたいですよ
            (あくまでも「・・みたい」ですが)

            さて次回は身近なものと身近でないものを
            たぶん今日中に