最後は何回もある
これが最後だと思っても
これが最後だと決めたとしても
生きている限りはまだ次の最後が残されている
数は終わりのない物語
けれど最初はたった一度きり
二度と最初は繰り返せない
言い訳して
これが本当の最初なのだと言おうとしても
たとえ微かな記憶でも
最初が他にあったことが気になって
この嘘ばかりはつきおおせない
だから
この恋が最初で最後と言うためには
最初の恋のその中で
私は死ななければならないことになる
この恋が終わる前に終わりそうになる前に
永久に無限をここに閉じ込めるため
でも恋がいつ終わるのか本当は誰にもわからない
だから気にしてはいけない
これから先の予想もできない出来事を
ただ今この時をこの一瞬を
燃え尽きて
ただ今この時をこの一瞬を燃え尽きて
そうして初めて
これが最初で最後のものとなる
いちにの
さんしのごーろくしちはち
どれが数の初めでも
どれが数の終わりでもない
いま口にしたこの数がこの数こそが
私たちの数
他の誰のでもなく
二度と繰り返せない私たちの数
ある曲を聞きながらこれを書きました
さてそれは何の曲だったのでしょう
なんてね