なめらかな水 流れの横に小さくできた窪みの水 底の何処かから湧き水のように溢れ 春先の午後の陽に なめらかに揺らめいて 水底の土と硬い小石と緑の苔の文様を 浮き上がらせる 動きのままに静止し永遠に そこでずっと光っていたかのように 歴史の襞を煌めかす 小さな窪みの水の深さよ そうやって今しばらく 憩っておいき 長い間ずっと 走り続けてきたお前なのだから