僕は夕方ずっと泣いていた
涙がとまらなかった
それはこの歌を聞いたからだ
Con te partiro
あなたと旅立つ
A. Bocelliの
歌は知っていた
思い出のある歌なのだ
インターネット・ラジオから流れる歌声が
誰のものか知らずに
聴きながら想いがあふれて涙が流れた
何度も何度も聴き返し
とうとう
とうとう
いったいこの歌をこんなふうに歌えるのは誰だろうと
調べて僕は言葉を失った
これはほんとうの奇跡
まだ早い春の完成
僕は誰かに頼んでおこう
僕が死んだら
この歌い手のこの時の歌を
ずっと部屋に流してほしいと
これは別れの歌ではなくて
旅立ちの
出発の歌だから
出発の歌だから
Con te partiro
あなたと旅立つ
海渡りゆく船に乗り
まだ見ぬ国へ
私は知っている
その海はもう存在しないのだと
あなたとともにその海をよみがえらせる
そして
私はあなたとともにいる
気になるひともいるだろうか
なんて大きなマイクを使っているのだろうと
でもマイクロフォンが大きいのではない
彼女が小さいのだ 当時8歳
歌い出すと何かまちがっているのではないかと思う
しかし
これはCGでも別の人の声に彼女が合わせているのでもない
彼女自身が歌っているのだ
素晴らしい舞台の数々より僕はこのヴィデオが好きだ
ただの子どもでありながら
これほどに歌を歌うことの奇跡をまざまざと見せつける
でも姿に目を奪われてはだめだ
目を閉じて声だけを聴けば
ほんとうの素晴らしさがわかるだろう
たぶんCDやDVDになったものより
あるいはステージで喝采を浴びたときのものよりも
このときの歌い方が
ラテン的なたゆたうようなロマンスを心底から歌っていると
僕は思うからだ
カンツォーネのような激しさをさえ感じて
心が揺さぶられると思わないか
ステージ・バージョン ( America's got talent )
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