こんな夢を見た。

僕は懐かしい昭和の街にいるんだ。

僕たちは数台の車に分乗して目的地に向かっている。
僕のほかに母と妹とかみさんがいる。
ほかの車には死んだ親父らしいのも乗っていたようだった。

ある海沿いの街(懐かしい、いわき!)にある魚介専門食堂に車を入れた。
今ならシーフードレストランっていうのかね?

でも、そこはプリンの店だったんだよ。

車からゾロゾロと大勢が出てきてレストランのホール?に入る。

で、あるテーブルに母、妹、かみさんと座るんだ。

すると僕とかみさんは。どういうわけか自宅に戻ってるんだよね。

ボクとかみさんはどこかに出かけるようで、そわそわと着替えてるんだ。
かみさんはゴミ袋のように黒くて前にチャックがついてる変な服
を着て出かけようとするから「着替えなさい!」と言って着替えさせるんだ。

かみさんは「だって、これかっこいいんだもん」と言って、ふてくされるが着替えるんだ。
新婚当時、社員旅行で香港に行った時に着ていったスーツに着替えたね。
僕は、なぜかタンスの中にいて、携帯電話が鳴った気がして探すんだね。
タンスの中のスーツの中からいつも着ているやつのポケットをまさぐるんだけど、なかなか出てこない。
ポケットの中にはかみさんがなくしたWiiのリモコン2個まで入ってる。入るかね?驚きだね。
さらにまさぐると小型のかっこいい携帯が入ってるんだ。
着信ランプが点滅しているので、かけてみると会社の同僚Gだったよ。
そういえば昨日、本当に電話があったんだよ。

電話に出るやいなや「あ、わたなべさん、次の中から選んで」
と、いくつか口頭で例をあげるので、めんどくさいけど二番目を選ぶと、

「あ、そうか。こうだったのか」とGが電話の向こうで騒いでいるんだ。

気がつくと僕は、ホールにはお客が大勢いてさ、電話が迷惑のような顔をしてる。
そうだよね、マナー違反だよね。Gの電話いきなり切って、ホールから出ようとするんだ。
ホールは有明国際展示場の中にある食堂のような感じだよ。

席に戻ると(いつの間にか着席していたんだね)そこには座ってたはずの母も妹もいないんだ。
僕の荷物だけ残ってる。慌てて荷物を持って外に出ようとすると入り口付近に母と妹が二人席に座って僕を呼び止めるんだよ。

「ごめん、ここしか席がなかった」と妹。見れば2人席じゃないか?母と妹しか座れないよ。
よく見ると、その隣の2人席が空いているので荷物を置いて、注文するんだ。

メニューを見ればプリンばかり。シーフードレストランじゃなくてプリン専門店だったんだね。
メニューには、たくさん奇妙なプリンの写真が載っている。
僕は、その中から餡蜜だかみつ豆だかプリンが中心に入ったアラモードのようなやつを選ぶ。

外の空気が吸いたくなって外に出ると街の中にビアホールがある。

僕はなぜか街の写真を撮ってるんだよね。

ビアホールのビールが出てくる蛇口が通りに出ているのを「いいね!」と言いながら接写していると、
知ってるような知らないような、おじさんがニコニコしながら話しかけてくる。

親戚かもしれないけど、だれだかわからない。

おじさんは黒い制服に白いシャツ姿で、店員は上着のないチョッキ姿でよくあるビアホールの制服。

ビアホールの中に入ると、そこは広い三階だての建物で二階と三階がビアホールになっているようだ。

ビアホールというか厨房にカウンターがくっついていて、日本の飲み屋のような感じ。
僕はランチを食べている。この時にはいつの間にか母も妹もかみさんもいないんだよ。

店内を見学すると三階は日本の飲み屋のような感じのフロアなんだ。

興味があっておじさんに恐々「一日の売り上げは?」と聞くと、「百万だよ」と言う。
「普通の店なら・・・」と言うと「十万くらいだろうな」と店員が答える。

一緒にホールに入った(プリンレストランに一緒に入ったおっさんたちだと思う)面白いおじさんがランチサンプルを持って笑っている。大きな半身の伊勢海老と三種の旨そうな料理をベタベタと触っている。

「こっちがよかったなぁ」と言いながら触った自分の手を舐めるんだ。

僕も指で触ったのでちょいと舐めると、これが美味いんだ。

残念ながらそこで夢が覚めちゃうんだ。


昭和20年(1945)8月15日に太平洋戦争は終了するが、同じ年の10月4日、連合国軍最高司令官は日本政府に対して政治犯の即時釈放を要求した。2.26事件の有罪者もその対象でした。事件は反乱罪で処分されているので政治犯なのです。

それ以前の8月30日には「大東亜戦争終局に際(いた)り恩赦施行奏請の儀請議」が出ていました。添付文書の大赦対象には2.26事件が該当するであろう「陸海軍刑法中叛乱の罪」もありました。しかし、東久邇宮稔彦総理大臣は「私は近く大赦令を行い、共産党員、大逆罪、不敬罪等天皇の名で重く罰せられた人々を天皇の名で釈放しようとしていたが手続きが遅れていた」(東久邇日記)と記したように恩赦が遅れていたのです。

前述の連合国軍最高司令官の要求を受けて、閣議が開かれ、10月17日に勅書をもって恩赦が布告されました。

「朕曠古(空前)の大変に際会して、億兆(臣民)の協賛に信倚(信頼)し、挙国一致時艱(難局)を克服せむことに軫念(天皇の心)極めて切なり。茲に有司(官吏)に命じて恩赦の事を行わしむ。百僚有衆其れ克く朕が意を体せよ」

2.26事件の受刑者はこれに該当するのです。さらに翌年11月3日にも日本国憲法公布に寄せる恩赦がありました。同日の勅書には「朕は、この憲法によって民主主義に徹した平和国家を建設する基礎が定まるに至ったことを深く喜ぶ」と記しています。

2度の大赦で2.26事件の受刑者はすべて赦免されることになりました。しかし、既に「当該受刑者はいずれも昭和20年勅令大赦および昭和21年勅令大赦令によって赦令されており刑の言い渡しは効力を失っている」と法務局保護局恩赦課長名の文書に記されているといいます。

不思議なことに勅令であるはずなのに枢密院の審議には付されず、枢密院文書を補完する国立公文書館にも手がかりがないそうです。

しかし・・・

刑期を終えて出所した2.26事件受刑関係者や遺族のほとんどは大赦のあったことを知らずに生きていました。本人や遺族の請求がない限り法務当局からは通知しない決まりだったのです。大赦の事実は、昭和34年(1959)に継宮明仁親王(今上天皇)の成婚の際に関係者の申請を機に大赦が公になりました。大赦からすでに14年が経っていました。

以上、「二・二六事件全検証 北博昭著」(朝日選書 朝日新聞社)より。
誰でも知っていると思うのだけれど、黒澤明の作品のひとつに「夢」という作品があって、その「夢」をが正月にBSで放送されていた。今更断る必要もないけれど"夢話"を集めた作品で、その夢の中に原発に関する話があった。黒澤がなぜ夢の中に原発を取り上げたのかは何も知らないけれど、ちょいと面白いから「備忘録」として残しておこうと思って、登場人物たちのセリフを書き留めた。



富士山が爆発して逃げまどう人達の中に5人(寺尾聡、根岸季衣と幼子2人、井川比佐志)がいる。

寺尾: 噴火したのか富士山が、大変だ。

根岸: もっと大変だよ。あんた知らないの?発電所が爆発したんだよ。原子力の。

井川: 発電所の原子炉は6つある。それがみんな、次から次へと爆発を起こしているんだ。

井川: 狭い日本だ。逃げ場所はないよ。

根岸: そんなことわかってるよ。逃げたってしょうがない。でもね逃げなきゃしょうがない。他にどうしようもないじゃないか?

富士山が噴火した後。崖の上に生き残った5人。

根岸: これまでだよ。

寺尾: でも、どうしたんだろう?あの大勢の人たちはどこへ行ったんだ?みんなどこへ逃げたんだ?

井川: みんな、この海の底さ。

あれはイルカだよ。イルカも逃げてるのさ。

根岸: イルカはいいねぇ、泳げるからねぇ。

井川: ふん、どっちみち同じことさ。放射能に追いつかれるのは時間の問題だよ。

井川: 来たよ。

井川: あの赤いのはプルトニウム239、あれを吸い込むと1000万分の1グラムでも癌になる。黄色いのはストロンチウム90、あれが身体の中に入ると骨髄に溜まり白血病になる。紫色のはセシウム137、染色線に集まり、遺伝子が突然変異を起こす。つまりどんな子供が生まれるかわからない。しかし、まったく人間はアホだ。放射能は目に見えないから危険だと言って放射性物質の着色技術を開発したってどうにもならない。知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ。死神に名刺貰ったってどうしようもない。

井川: じゃ、お先に

寺尾: 君待ちたまえ、放射能で即死することはないって言うじゃないか。なんとか

井川: なんともならないよ。グジグジ殺されるより、一思いに死ぬ方がいいよ。

根岸: そりゃ大人は充分生きてきたから死んだっていいよ。でも、この子たちはまだいくらも生きちゃいないんだよ。

井川: 放射能に侵されて死ぬのを待ってるなんて生きてることにならないよ。

根岸: でもね、原発は安全だって危険なのは操作のミスで、原発そのものに危険はない。絶対ミスは侵さないから、問題はないってぬかした奴らは許せない。あいつらみんな縛り首にしなくちゃ死んだって死にきれないよ

井川: 大丈夫。それは、放射能がちゃんとやってくれますよ。すいません。僕もその縛り首の仲間の一人でした。

井川飛び降りる。

近づいてくる放射能。寺尾、ジャンパーを脱いで必死に放射能をはらう。


放射能が色つきの煙になって見えるのがどうかと思うけれど、実際の放射線を着色できるとしたら、今の日本中はえらい騒ぎになって、海外脱出する人が増えるだろうなぁ。

$..............消雲堂の安全対策
こんな夢を見たよ。

夢の街には垢抜けた上町と文字通り下側にある薄暗い下町があるんだ。

まずは裏原宿のような通りだ。僕は上町にいるようだ。
垢抜けた上町には柔らかい革製のバックが売られているんだよ。
お金がないから、僕はおっかなびっくり遠巻きで眺めるだけ。
でもいくらくらいなんだ?とびくびくしながら価格タグを見るんだよ。
店の人が僕を軽蔑するように鼻で笑いながら「安いですよ」と声をかけてくる。
「はいはい」と笑いながらそこから逃れようと急ぎ足で歩く。店の人を見ることはできないのさ。

タグには1200円か1400円くらいの価格が印字されていた。意外に安いじゃないか。

僅かに記憶にあるんだけれども、そのあとにピストル射撃場所で銃を撃った気がする。

今度は下町だよ。

下向きのやや急な坂にある夕方の下町で仕事のお客さんに出会ったんだ。
お客さんはプラモデルを買っているんだけど、何のプラモデルだったのかは記憶にない。
店内を見ると上町にあった皮カバンがぶら下がっている。流行りなんだね。
お客さんは何やらペラペラ話しているが全然記憶にないんだ。

僕は店を出て首から下げたローライに似たカメラで写真を撮りながら歩きだす。

坂道を下っていくと被写体として良い風景があるんだ。
しかし周囲は暗くなってくるんだ。幽霊が出そうな暗さだ。
僅かに陽が当たる古めかしい建物を撮っていると、もう前後が漆黒の闇なんだ。

坂道を急ぎ足で歩くんだけれど、道の先は真っ暗でほとんど見えないのさ。
でもね、僕の意識は赤外線スコープのように道を見せるんだよ。

道は崖道なんだよ。

すると僕の体というか意識は、道から外れて崖スレスレの空中を飛んでいるようなんだよ。
道には山側から数え切れないほどの蛇が山側から海側へニョロニョロと蠢いていて、
もう足の踏み場がないほどだ。

僕の意識は車に乗っているようなスピードで道を進んでいくよ。

蛇たちは崖や塀の穴のようなところに入っていくんだ。
切り立った崖の塀を超えると、ようやく工事現場に着いたよ。

すると突然の雨さ。

僕は取材なのかそこで働いているのか?仕事で工事現場に来たようだよ。

現場で雨に濡れながら僕は相手の言葉をメモしているんだ。
そして、帰り道を照らすために懐中電灯を借りるんだけど、まだインタビューが終わっていないんだ。
仕事で誰かに使えてくれと言っているのかもしれないね。
何か言ってるのをメモしようとするんだけれど、聞こえないんだ。

何て言ってるんだろう?もたもたしていると現場の人たちに笑われるんだ。
するとね、母親みたいにどっしりと頼りになりそうな女性が現れるんだよ。
「お前らの方が笑える。人を笑う資格はない」と言って、カンラカンラと笑うんだ。
僕は、もう神に出会った気持さ。

そこで夢が覚めるんだよ。