無料ブログがブームになりつつあった2004年からネットのいたるところに僕は文章を書き散らしています。今年は2014年だから、もう10年にもなるのですね。文章だけでなく写真やらなんやらかんやらが意味なくネット上のいろいろな”場”に残されています。つまり公衆便所の落書きのようなものです。あまりにも酷いのもあって、いくつかを修正したい気持ちがあるのですが、恥ずかしいことに放置しておいたためにログインできない”場”が多いのです。

恥も嘘ではなく実は自分の姿なのですから包み隠さずそのまま放置するのもありかな? と思うようになりました。

それにしても多い…。書いた”場”が多すぎます。しかもご承知のように”とりとめのない長文”が多いのです。これらをまとめたらかなりのボリュームになります。超すごいボリュームですよ。

僕が死んだら、このままネット上に残ることになりますが、僕が書いたとわからないものも多いのです。名もない一般人の残滓がネット上に、永遠に…とは言いませんが、ある程度の期間は残る事になるでしょうから嬉しいのです。誰の目に止まらなくてもいいのです。人知れずネット上のどこかで僕の偏った意見やつまらないお話が生きているわけですからね。
いいね! · · 宣伝する
昨夜、星新一のスペシャルドラマがありました。星新一とは直接、血はつながっていませんが、叔母が嫁いだ先が星本家であり、僕の自分史作りの一環として、とりたてて書く事もない我が渡部家を多少虚飾しようと考えました(笑)。

そういえば、以前、叔父さんが「最相葉月さんに取材(一〇〇一話をつくった人の執筆のため)を受けて触発された。これからは自分のことをまとめてみたい」と言っていたことを思い出しました。叔父さんは幼稚園経営に忙しいので、僕が手伝ってあげようかと言っていたのですが、3.11の震災でそれどころではなくなったのでした。

で、僕の自分史虚飾のために星本家のことを調べてみようと思って星新一の「明治・父・アメリカ」と「人民は弱し官吏は強し」をAmazon買いしました。これは、星新一が自分の父親や祖父のことをまとめた伝記作品です。読書が嫌いなので未読だったのですが、結構面白いです。

「明治・父・アメリカ」の冒頭を引用しましょう。

「だれでもそうだろうが、川を眺めていると、いったいこれをさかのぼったらどうなっているのだろうと考える。なぜここに川が流れているのだろう。上流のほうのようすを知りたくなるのである。

人生においても、そんなようなことがある。いつもは時の流れに身をまかせ、なにやら忙しく、一日一日をすごしている。しかし、ひまができると、少年時代のことを思い出す」

素晴らしい。余計な漢字を使用しない平易な文章は文章下手な僕には真似ができません…おっと、そういう意味ではなかった。ここでは自分史作りに参考になる作品なのだということが言いたかったのです。人生って、よく川と例えられますが、「人生川」…いいっすね。

”上流のほうのようすを知りたくなる”っていいですねぇ。

皆さんもご自分の人生川の上流を知り、いつか自分史を書いてみてくださいね。


ライフ・オブ・パイって映画…今頃WOWOWで見たけど、すんばらしい映画でしたね。アカデミー賞受賞時の劇場公開予告は、CGばかりの漫画みたいな映画って先入感があって見に行かなかったんですがね。

真実の内容の方はともかく、作り話の方の奇想天外人外魔境的なお話が素晴らしい。

少年パイが乗った貨物船は日本の貨物船で、海洋上で嵐に遭い難破するのですけれども、紆余曲折の末に救助されます。んで、貨物船の難破要因を調べに来た日本の保険調査員にパイ少年は奇想な物語を長々と話して聞かせてあげるのです。

しかし、それがあまりも荒唐無稽談でさ、とても信じられないと言われ、真実を話してほしいと言われたパイ少年は、ほんじゃあって真実の話を話すのですが、こっちの話は真実である故に人としてイメージしたくない内容なのですね。それを実に淡々と短時間で語ってしまうパイ少年なんですが、その話の方がなんだか真実味がなくなっているんですね。はい、多分観客もね。事実は嘘臭くて、奇想天外人外魔境的な話が真実だろうさと思ってしまっているのですよ。脳内でね。

日本人調査員が採用したお話は果たしてどっちなのでしょうね?

こういう話は残酷なる過去を引きずって生きてても将来には何の役にも立たない。いつまでも恨んでんじゃねえよ…ってなことにつながるのかもしれませんね。

戦争だったから仕方がない、済んでしまったことは仕方がない…っていうのは嫌いなんです。この話はカルネアデスの船板状態で何が起きても罪にならない…ってことなんだろうけど、あ、この映画の主旨は違うところにあるんでしょうね。いけないいけない…。この映画の意味するものがなんであるかは、それは、ご自身の目で脳で確認してください。

あ、皆さんは公開時にご覧になってるでしょうけどねw
竹野内豊刑事が住んでいるのは松戸の常盤平団地という設定ですよ。うちの近くですね。この時代は表向きは幸福で豊かに見えますが、「ええじゃないか」とはしゃいで目くらましされた国民を嘲笑いながら、裏では原発を導入した恐ろしい時代だったんですよ。

昭和35年(1960)開催のオリンピックに立候補したがローマに敗れ、次の1964年開催のオリンピックに選出されます。東京が開催地に決まったのは昭和34年(1959)です。

昭和29年(1954)3月に改進党に所属していた中曽根康弘、稲葉修、齋藤憲三、川崎秀二により原子力研究開発予算が国会に提出され、翌、昭和30年(1955)12月19日に原子力基本法が成立し、原子力利用の大綱が定められます。

昭和31年(1956)に日本原子力研究所が茨城県東海村に設立され、翌年には電気事業連合会加盟の9電力会社および電源開発の出資により日本原子力発電株式会社が設立。

そして、昭和38年(1963年)10月26日、東海村に建設された動力試験炉であるJPDRが初発電を行った。日本で最初の原子力発電が行われたのですね。これを記念して毎年10月26日は原子力の日となっています。

この事件の前に発生し、同一犯では? と騒いでいた草加次郎事件は、1962年から1963年にかけて発生した爆弾魔事件です。島倉千代子事務所爆発事件、麻布バーホステス宅爆破未遂事件、ニュー東宝劇場爆発事件、日比谷劇場爆発事件、世田谷電話ボックス爆発事件、浅草寺爆発未遂事件、吉永小百合脅迫事件、上野おでんや屋台店主銃撃事件、渋谷東横デパート爆発脅迫事件、営団地下鉄銀座線爆破事件、その他…などが草加次郎を名乗る者の仕業でした。結局犯人は逮捕されずに事件は時効になったのです。

昭和とは明るい部分と暗い部分が同居した国民にとっては目くらましの時代だったのですね。
昨日の「あまから屋」のお客さんたちは常連さんのようでしたが、昼食を食べに来ているのは僕だけで、皆、昼間からお酒を飲んでバカな話をしていました。面白かったのはお年を召したお嬢様の3人連れ。

太った意地の悪そうなお嬢様が「あのさ、あなたはお嬢さん。あたしは庶民。もう我慢できない。もう辞める。あなたに金を返したら辞めるから…もう腹が立つ」と、それまで静かに話していたのにいきなり怒り出した。

すると痩せた美人っぽいお嬢様が「あたしは何も言ってないじゃない。あなたが勝手に思い込んでるだけ。あなたが悪事を働くときにはいっつも同じことを言うんだもの…」とお返しになる。

ってここまで来ると、売り言葉に買い言葉ってことになりますね。「何?あたしが悪事を働くって何よ? 腹が立つ…」って太ったお嬢様の怒りに拍車がかかります。

気になるもうひとりのお嬢様は、2人のお嬢様の間に入って仲裁するかと思いきや「そうよねお嬢様よね」「悪事を働いてるわよね」「腹が立つわよね」とどっちつかずの意見を繰り返しているので埒が開きません。

そのうちひとりのオジイ様が会計にお立ちになり、コック帽のお爺さん店主に怒りをぶつけ始めます。

「あのさ、俺はビール1本しか飲んでないんだよ。なんで2本って打つんだよ?」

「だって、明細に書いてあるんだもの」

「書いてあるって言っても1本は1本なんだよ」

「一緒にいたお客さんが飲んでたじゃないのかね?」

「俺はひとりで来てるんだよ。”さっきの男”は知らない人だよ。俺は1本しか飲んでないんだよ」

「うーん…そうなの?」

「そうだよ。打ち直しなよ。見張ってっからここで」

「おかしいなぁ~」

2人のやりとりを聞いていたおかみさんが近くまでやって来て様子を見ている。自分が付けた伝票だからだね。

店の表で1人のおっさんが笑ってる。記憶にないけど、”さっきの男”ってのはこいつか? もしかしたら会計進めてるオジイ様とグルでコック帽店主を詐欺っているのか? それにしてはビール1本とはあまりにもケチな詐欺だね。

一方で、さっきのお嬢様たちも小さな紛争を続けている。

「もうね、1万円を返してさ、あなたみたいなお嬢様とはもうつきあわない。もう、あったまきた」

「そうそう、頭にくるわよね」

「お金の問題じゃないんだよなぁ」

「そうそう、お金なんかどうでもいい」

なんだか面白いからずうっと聞いていたかったけど、かみさんと待ち合わせてるから、ここで店でちゃったんだよねぇ。面白い店でした。船橋あまから屋。店名もいいよね。あまからだもん。