32インチTV劇場 映画メモ「やがて来たる者へ」2010年公開
ナチス親衛隊による実際の事件「マルザポットの虐殺」を元にした映画を見た。
虐殺事件が起こったのはイタリアの山村。ナチスを人殺しと毛嫌いする村民たちのほとんどは農民であり、敬虔なるキリスト教徒だ。中にはパルチザンに加わった若者もいる。パルチザンがドイツ兵を殺したためにナチスの親衛隊は村民たちを虐殺してしまう。
映画はマルザポットの虐殺をテーマに描いているだけで、あくまでもフィクションなのだと言う。確かに現実というのは映画やドラマのようにはいかない。今回、シリアで銃撃され死亡した山本美香さんの映像を見ても、それがよくわかる。根深い要因はあるものの、それは常に表面化していない。平和に暮らす人々の中に突然として災いが現れて、ある者たちを不幸にして、あっという間に去る。それが現実であり、映画やドラマで描ききれるものではない。
この映画中で好きなセリフがある。
ある日、ナチスと親しくなった地主がやって来て「このドイツ人たちがワインを欲しいそうだから、分けてやってくれ」と農民に言う。すると農民は「新しい友達ができて光栄です」と親ナチになった地主に皮肉を言う。それを察して農民に答える地主は「歴史は戦争だらけだ」と言う。すると農民は「歴史は俺らのものじゃない。貧乏人を殺してふんだくる奴が英雄になる。それが歴史か?それがキリストの御心だというのか?」と怒るのである。
それでも人間は、永遠につまらぬ事で争って殺し合っては不幸を生み出し、存在するはずのない神を信じて不幸になってしまうのだ。
ナチス親衛隊による実際の事件「マルザポットの虐殺」を元にした映画を見た。
虐殺事件が起こったのはイタリアの山村。ナチスを人殺しと毛嫌いする村民たちのほとんどは農民であり、敬虔なるキリスト教徒だ。中にはパルチザンに加わった若者もいる。パルチザンがドイツ兵を殺したためにナチスの親衛隊は村民たちを虐殺してしまう。
映画はマルザポットの虐殺をテーマに描いているだけで、あくまでもフィクションなのだと言う。確かに現実というのは映画やドラマのようにはいかない。今回、シリアで銃撃され死亡した山本美香さんの映像を見ても、それがよくわかる。根深い要因はあるものの、それは常に表面化していない。平和に暮らす人々の中に突然として災いが現れて、ある者たちを不幸にして、あっという間に去る。それが現実であり、映画やドラマで描ききれるものではない。
この映画中で好きなセリフがある。
ある日、ナチスと親しくなった地主がやって来て「このドイツ人たちがワインを欲しいそうだから、分けてやってくれ」と農民に言う。すると農民は「新しい友達ができて光栄です」と親ナチになった地主に皮肉を言う。それを察して農民に答える地主は「歴史は戦争だらけだ」と言う。すると農民は「歴史は俺らのものじゃない。貧乏人を殺してふんだくる奴が英雄になる。それが歴史か?それがキリストの御心だというのか?」と怒るのである。
それでも人間は、永遠につまらぬ事で争って殺し合っては不幸を生み出し、存在するはずのない神を信じて不幸になってしまうのだ。