13:00に到着。母はぜーぜー息をしています。担当看護師が部屋に行くと言ってもなかなか来ないので、ナースコールを押しました。

 

今朝は熱が37.6だそうでした。苦しそうに呼吸をするので、SPO2を測ってもらうと90、脈拍は136。

 

座薬を入れてもらっても苦しそうに呼吸をしています。

 

それが2時間ほど続いたのですが、そういえば連日「背中がかゆい」と言ったり耳を搔いたり頭を掻いたりしていたので、まず耳にロコイドクリームを塗りました。そして頭部にはあんてぃベーションローションを塗りました。すると急激に表情が穏やかになりました。

 

どうやら全身が痒いようでした。それであちこちヘパリンやアンティベートを塗りました。

 

年が明けて、7日中5日は休みなので医師の商法もなされません。看護師だけの対応です。

 

飲み薬の処方は「腎臓に悪影響が出るので判断できない」とか。

 

事ここに至って腎臓がどうこう言っている場合ではありません。

 

痒みの辛さは痛みと変わりません。

 

ホスピスは痛みの緩和ということですが、痒みの対処はあまり考慮されていない気がしました。

 

家にいれば夜中でも薬を塗ってあげられるのにと思うと悔しい思いがします。

 

あれだけ楽しかった母との思い出が、痒みという苦痛に顔をゆがめる最後の日々になるかと思うと悔しいのです。

 

痒さで「安らかに穏やかに」最期を迎えるなんて無理です。

 

もう痛みからではなく痒みから解放してあげたいのです。

 

今はもう家にいるかどこにいるのかすらわからないのです。