能登半島地震では道路が崩壊、寸断され、また地震による海底の隆起や港湾も整備できないので船で接岸もままならないとか。

 

となると空からの物資運搬しかないのですが、ヘリコプターの数も限られていますが、輸送量も限られています。自衛隊員が搭乗するので安全確認も必要です。また輸送ヘリのような、大きなヘリの着陸地点の確保も難しいでしょう。

 

以前に能登半島を旅行したときに輪島から海岸線を西に走る道は道幅も狭く普段でさえ対向が困難な道です。あの道が崩壊すればまれの舞台になった地域へはたどり着けないでしょう。

 

なぜ運搬用ドローンの活用をしないのでしょうか。昨今はドローンが山間の地域へ数キロ程度の荷物を運ぶ報道なんかがありました。ドローンには水上ドローンもあります。これなら海底が隆起してもさほど問題はないでしょう。

 

仮に5キロの運搬可能なドローンが1000機あれば、5トンの必要物資が届けられます。1000隻の海上ドローンなら10キロの荷物搬送も可能かもしれません。

 

ドローンは無人であるがゆえに安全性を気にする必要がありません。

 

政府は普段から災害時の物資運搬を可能にするドローンを万単位で用意しておくならばすぐに対応できるはずです。

 

ヘリコプターよりもさらにきめの細かい地域への運搬も可能になります。ウクライナでは標的に正確に爆弾を落とす軍事ドローンがあります。自衛隊ヘリコプターを一機用意する費用を全部ドローン備蓄に使えば一体何機できるのでしょうか。

 

東京オリンピック開会式ではドローンのコントロールは絶妙でした。1824台のドローンが使われたそうです。

 

即座に航空法の改善と、運搬能力の向上を目指し、災害時専用のドローンを開発すべきだと思います。