AM10:00に兄夫婦と病院到着。

 

母親は2時間眠っていました。それで兄夫婦は仕事へ。

 

兄夫婦が返った3分後母親がゆっくり目を覚ましました。

 

「おはよう」と言っても声が出ないで口だけ動かします。

 

朝から何も食べていないようで体力もないのかもしれません。

 

意識の方がだいぶ薄れている気がします。

 

母親と過去の旅行の動画を一緒に見ましたが、無表情でした。

 

背中にローションを塗るとかゆいところだようでその時初めて「気持ちいい」と声が出ました。

 

何度も何度も「お母さん大好き」と言って頭を抱くとうなづいてくれます。

小さな声で「ありがとう」と言います。

 

しばらくたって

「ここどこ?」

「病院」

「なんでここにいてんの?」

「体の調子が悪くてしんどいやろ?」

 

 

「ゆうちゃん、家に帰ろ」

「家に帰ってもお世話できないんや」

「家に帰りたい」

 

死期を悟ったのかもしれません。治療が無駄なのであるならば高々1~2週間早く死んでも同じだと思っているのかな。

 

病院にいてあと2週間生きるよりも、明日家で命が尽きたほうがいいのかもしれません。

 

家で亡くなる人も結構多いのですからね。