10日ほど前に母親がふとそんなことを言いました。
「100歳まで生きる」と一か月ほど前までニコニコ笑って言っていたのに。
母親はそのような気弱なことを言ったのは初めてでした。
医師から「調子はどうですか」と尋ねられても「まずまず」と言っていたのに、今は「しんどい」と言っていました。
死を意識したことのない母親が死期を悟り始めていたのです。
よほどしんどいのだろうなと思うようになりました。
私は肋骨骨折で1週間入院し、寝起きも含めとてもつらかったのですがそれでも自分がそれで死ぬとは思いませんでした。
よほどしんどいのです。可哀想でなりません。
97歳だから?寿命だから?
一人の人間として死を意識することへの無念さはきっと何歳になっても変わらないのでしょうね。