やっと庭に日が当たる季節になり

もう何年ものかのチューリップが順番に咲き始めました。

牡丹 バラ 紫陽花のつぼみもふくらんできています。

植物の力なのか太陽の力なのか。

小さな庭ですが、あわただしい毎日を少しだけ忘れさせてくれる場所です。

 

 

3月の読書

 

金の角持つ子どもたち (集英社文庫)   金の角持つ子どもたち     藤岡 陽子

 

  中学受験を中心に物語が進みますが、単に競争社会を描くのではなく、受験を選択した理由、努力する姿、家族や講師の思いなどとても深いところまで光が当てられていて、ぐいぐい引き込まれました。

 ここまで勉強に時間を費やすことの是非は別にして、子どもの思いや可能性を温かく見守り育んでいく大人たちの姿に胸を打たれました。子どもだけでなく、大人も、何歳になっても、自分の道を探して歩み出すことができるの

だと励まされる作品です。

 

 

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)  デューン 砂の惑星 (上) (ハヤカワ文庫SF)

                  フランク ハーバート

 
 1965年に発表されたアメリカのSF小説。友人が「読みづらいけどおもしろいよ」と貸してくれました。自分では手に取らないジャンルの本です。

 まず地図を、そして登場人物のページをじっくり眺めて読み始めました。この本のために辞典を作ろうかと思うほどわからない言葉が多くゆっくり読み進めましたが、徐々におもしろくなり、スケールの大きさと未知の能力に感心しながら吸い込まれていきました。

  「スターウォーズ」「風の谷のナウシカ」「精霊の守り人」のイメージが重なりましたが、さらに難しくなりそうで、あと2冊読むのは気力体力が必要かもしれません。

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中 デューン・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)  デューン 砂の惑星 (中)


  物語の大半が砂の中での不思議な現象、砂の中で生きる人々の独特な生態や思考。科学的な説明と人の果てしない能力が織りこめられていて、実際にそこにいるかのような気持ちになります。

 卑劣な手段で攻撃してくる人物が、今あの国を侵略している某大国の恐ろしい大統領と重なってしまいました。反撃のためにどう戦い、どれだけの犠牲を払うのか、覚悟して下巻に進みます。

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下 デューン・シリーズ (ハヤカワ文庫SF)  デューン 砂の惑星(下) 


 主人公ポールの戦いが終わり、壮大な物語も終わりました。

 暗殺された父の仇をうつための戦いだと思っていたのですが、終わってみれば、それは千年以上もの長きにわたって練られてきた、宇宙の統治のための戦いでした。

 統治に必要なもの。政治であり、科学であり、何より宗教であると解釈してもいいのでしょうか。宗教は人の心に深く入り込むものですが、それは宇宙そのもののようにも思えました。

 難解な作品ですが、人の心理や組織の仕組みなど、なるほどと思わされる場面も多く、最近の作品だと言われても納得できそうです。


はい、泳げません (新潮文庫)  はい、泳げません   高橋 秀実


 水が怖くて泳げない作者が、泳げるようになるためにスイミングスクールに通った体験記。

 確かに水は怖いけど、ここまで怖がらなくてもと、いくらか呆れながら、でも作者らしい独特な言い回しにかなり笑いながら読みました。スクールで出会った女性たちとの会話は最高です。

 実はわたし、けっこう泳げるんです。中髙、水泳部でした。泳ぐのが楽しくてしかたありませんでした。なので、「泳げない人はどうすれば泳げるのだろう。どうアドバイスすればいいのだろう。」と考えながら読みました。

 多分、わたしがウインタースポーツ(とくにスケート)にチャレンジするようなものですね。
 

オッドアイ猫 黒猫 三毛猫

 

まだ1才にもならないのに、たっくん(右)は

3才のふうちゃんより大きくなりそうです。