急に涼しくなって、今朝は長袖のカーディガンをはおってしまいました。
このまま秋、となるのでしょうか。
1歳ちがいの妹がいます。
二人とも白髪が目立ち、孫のいる年齢ですが。
二人でよく話すこと。
「思っていた老後とはずいぶん違うわね。」
年をとると穏やかにゆったりと過ごせることを期待していたのですが
現実には悲しいことが多く、そして忙しくて
季節の移り変わりがたまらなく切なくなりました。
三毛猫ポチと暮らした13年間の温かい時間、そして最後にやってくる辛い別れが、悩んだりあたふたしたり、周りの人に助けてもらったりしたことも含めてとても素直に伝わってきました。
亡くなったポチの体を撫でたりお腹に顔をうずめたりする場面では、わたしもいっしょにに同じことをしているような気持ちになりました。
こんなにも深くやさしい猫への愛。ポチはどんなに幸せだったことか。ポチが見つめる庭の木や草花、空の移り変わりの描写がとてもきれいで、ポチまでが詩人に思えてきます。
我が家の猫は、12才11才そして年齢不詳。これから3匹を送るたびにこんな悲しい気持ちになるのだと辛くなりましたが、それよりも今はもっと可愛がってあげようと思いました。山田さんの音楽も聴いてみようかな。
著者:山田 稔明
ARTIST to artist 未来の芸術家たちへ 23人の絵本作家からの手紙
Aの安野光雄さんから始まって、世界的に活躍する絵本作家たちからの文と絵のメッセージ。
子どもの頃から描くことが大好きだったこと、成功しなくても描くことをやめようとは思わなかったことなど、絵や絵本への愛情があふれています。わたしが知っている作家は数人でしたが、実際の絵本と合わせて読んだらおもしろいだろうなと思いました。
絵本は、大人が読んでも楽しいけど、子どもたちは大人よりも豊かな想像力でいろいろなことを感じているのでしょうね。絵の中でたくさん遊んでほしいですね。
著者:エリック・カール絵本美術館ほか
ムッシューさんが穏やかでユニークで、彼なりのユーモアのセンスもあっていい人だから、わたしものんびり読み終えました。感想を書くのはとても難しいのですが、いいなあと共感できたところが1か所。『夕食後ムッシューは、屋根の上にのぼったーそして椅子を片手に、あらゆるものから静かに遠ざかった。』 屋根の上でなくても、一人で静かに空を眺める時間は誰にでも必要です。
夕方の空、星空、朝焼けの空。パリのすてきな紳士もどこかでバランスをとっているのでしょうか。 感想になりませんが。
著者:ジャン‐フィリップ トゥーサン
世界を救うスーパーヒーローにはなれないけど、小さな善意と機智で身近な人を幸せにするヒーローたち。誰かをやっつけるためではなく、誰かを守るために行動できるなんて、人も世の中も捨てたもんじゃない!ですね。
登場人物がみな楽観的で、会話や笑顔がすてきです。そんな彼らに応援歌を送る斎藤さんもいいですね。
著者:伊坂 幸太郎
母の死、お店の開店、愛猫の死と大変なことがあったシリーズ1。そこを乗り越えての3冊目は、いくらか落ち着いて大きな出来事もなく日々が進みます。
でも、人の暮らしに何もないということはなく、気持ちが沈んだりざわついたりする日もありますが、優しい言葉がそっと背中を撫でてくれます。
多分、現実を生きるわたしたちの暮らしは、もっとぐちゃぐちゃでバタバタで、言葉もとげとげしくなりがち。物語のようにはいかないけど、アキコやしまちゃんのいるお店で温かいスープが飲めたら、少しはホッとできるかもしれませんね。
著者:群 ようこ
18人の詩人の37のやさしい詩。穏やかで温かい言葉が静かに心にしみてきます。今までに読んだことがある詩も、こんなふうに気持ちを寄せ合って集まると、改めていいなあと思えてきます。
ボランティアで高齢者の方々の学習会に参加していて、いっしょに詩を音読します。季節を感じられる詩、明るい気持ちになれる詩、しみじみとした気持ちになれる詩がいいようです。この詩集からもいくつかいっしょに音読できそうです。
1枚の絵からこんな美しい物語が生まれるなんて、絵のもつ力の大きさと、原田さんの絵に対する愛情の深さならではですね。
画家ルソーの情熱、ルソーによせる二人の研究者の愛情、そして最後に明かされる、いたずらとも思える人間関係。いくつものドラマが織り重なって、芸術を支えるものはこんなふうに純粋でひたむきな思いなのだと改めて感じました。
『夢をみた』…温かく、光に包まれているかのような夢でした。
著者:原田 マハ





