桜の季節になると思い出す本があります。

 

 

「櫻守」

 

        木樵だった祖父の後について山へ行っていた弥吉が

       植木屋としての修業を積み、桜に魅せられ桜を守り育ててきた生涯を

       戦前から戦後までを通して描かれています。

 

       桜の美しさとともに

       山や自然を守るとはどういうことか

       その道を一筋に歩み続けた祖父や師と慕う竹部の

       地に足の着いた実直な言葉が胸を打ちます。

       桜の下で眠りたい…桜の妖艶さと華やかさ、儚さが散りばめられた美しい作品です。

 

      桜といえばソメイヨシノだと思っていたのですが

      それが意外に新しい交配木で寿命が短いことをこの本で知りました。

 

 

 

       花の海といわれるほど広がった桜の森もきれいですが

       1本だけ凛と咲く桜の美しさにも魅せられるようになりました。

 

      我が家にも小さな植木鉢に毎年咲く桜があります。

      庭に植えようか迷いながら

 

 

        でも、この小ささが可憐でいいかなとも思って眺めています。