12月14日、岩波ホールで映画を観てきました。
「湾生回家」
日本が台湾を統治していた時代に台湾で生まれ
台湾で育った人々を湾生とよびます。
敗戦と同時に彼らは故郷を失いました。
人生のしめくくりの時期に近づいて
台湾を懐かしみ、もう一度台湾を訪れた人々の思いを描いた
ドキュメンタリー映画です。
わたしの父も湾生でした
台北で生まれ、台北の学校を出て
台北から出征していきました。
敗戦後は台湾に戻ることはできず
南方の戦地からそのまま日本に帰還しました。
家も仕事もなく、引揚者と冷たい目で見られ
辛い日々だったと語っていました。
台湾はいいところだった、もう一度台湾に行きたい
そう思いながら病気で亡くなりました。
映画を観ながら、父の願いをかなえてあげられなかったことが
悔やまれて、涙が止まりませんでした。
二つの故郷を持つ人々
彼らを温かく受け入れてくれた台湾の人々
父も風になって、台湾の空に行ったのでしょうか。

