『ワニの町へ来たスパイ』読みました。
潜入任務で暴れすぎたために、
麻薬組織の大物から狙われる身となったCIAエージェントのフォーチュン。
ボスの姪の元ミスコンクイーンの女性になりすまし、
亡くなった大叔母の家の整理をするという名目で
ルイジアナの小さな町シンフルに潜伏することになります。
しかし、基本的に暴れん坊の彼女は、
到着するなり保安官助手に目をつけられてしまい、
さらに大叔母の家の裏手の川岸では、
大叔母の飼い犬が人骨を発見してしまいます。
大叔母の親友だったという、
町を牛耳る老婦人たちはなにやら訳ありな雰囲気。
フォーチュンは彼女たちとともに、
なぜか人骨事件の真相を追うことになってしまいます……
先日ブログに書いた水嶋書房くずは駅前店で買ったミステリー小説です。
申し訳ないけどこの邦題では、
おもしろいよと教えてもらわない限り自分から買うことないだろうと思われるので、
水嶋書房くずは駅前店さん、
シンフルの町のイラスト地図つきディスプレイで紹介してくれてありがとう!
\(^o^)/
それ、写真に撮っておくべきやった……
(≧口≦)クヤシー
若くて美人なのに暴れん坊の主人公と、
さらに暴れん坊でなにやら秘密のある型破りなおばあさんたちが、
殺人事件の容疑者になった友達を守るために、
事件を追うというおはなし。
ハチャメチャでとても楽しく、
そして友情フォーエバーな感じがすごく素敵な作品でした。
都会人がのどかな田舎に来たはずなのに事件に巻き込まれ……
というのはよくある展開だけど、
一日数量限定のバナナプディングの争奪戦で、
カトリックのおばあさんチームとバプティストのおばあさんチームが対決することで幕が上がるとか、なかなかないよ!
読んでて吹き出しましたね。
(≧▽≦)アハハ
日曜の礼拝が終わる時間とバナナプディングのお店が開く時間が同じくらいなせいで、
それぞれの教会から猛ダッシュしてお店に駆け込んで席取り対決をしている彼女たち。
カトリックチームのおばさんが新しく買ったナイキをチラ見せして煽ってくるシーンは、
脳内でスローモーション再生されたわwww
(≧▽≦)
この愉快なシンフルのご婦人たちのリーダー(バプティスト)で、
いわゆる裏番長のアイダ・ベルと、
おっとりしてるけどやるときはやるガーティがブッ飛んでて、
いろいろわかっていくにつれ、
生半可なスパイより過激やな!となるのがおもしろかったです。
舞台がアメリカ南西部なため、
銃規制とかベトナム戦争への向き合いかたが個人的に合わない部分はあるんですが、
過激なおばあさんたちが主人公というのは珍しいし、
とても楽しかったよ。
実はこのシリーズ、今のところ七冊あるんですが、
水嶋書房くずは駅前店が閉店するときにまとめ買いしましたので、
クッソ暑い夏休みは冷房でギンギンに冷えた部屋でまとめ読みしたいと思います、
へっぽこハンターコトワでした!
(^-^ゞ
おまけ!
水嶋書房くずは駅前店を愛する作家さんがお店にあてた感謝のお手紙がフリーペーパーになってたのでもらってきました。
やっぱり手作りディスプレイの素晴らしさは、
サイン会などをするときに作家さんがたもご覧になって、
気に入ってらっしゃるようです!
そらそうだよね!
ここの店員さんたちが次にお勤めされるところでもその能力を発揮されますように、
そして給料いっぱいもらえますように!!
祈っておこう!!
m(_ _)m