『SHOGUN』観ました。
ドラマの感想はネタバレ含みます。
1600年頃の日本。
太閤の死去により、五人の大老による合議制が敷かれていました。
大老のひとり、吉井虎永(真田広之さん)は、
他の大老と対立して、罠にはめられてしまいます。
そんななか、網代の漁村にヨーロッパ船が漂着します。
乗船していたイギリス人航海士・
ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィスさん)は、
虎永の配下の樫木藪重(浅野忠信さん)に捕縛されます。
彼は航海士を意味する“按針”という名前で呼ばれ、
戸田鞠子(アンナ・サワイさん)というキリシタンの大名夫人が、
通訳として派遣されます。
鞠子とのやりとりを経て、
按針は日本のしきたりや伝統を知るようになります。
そして、虎永の置かれた状況はどんどん悪化、
按針も巻き込まれていきます……
キャラクターポスターから、鞠子様のポスターにしました。
戦国時代を描いたこの全10話のミニシリーズ、
母上とふたりで完走しました。
徳川家康をモデルにした虎永、
細川ガラシャをモデルにした鞠子様、というふうに、
それぞれの登場人物が、
実際の17世紀の日本の歴史上の人物たちをモデルにしています。
でもまるまる反映しているわけではないので、
“知っているようで知らない戦国時代”のドラマになっていて、
そこが興味深いです。
鞠子様の夫である文太郎が虎永を逃がすために港に残るシーンで、
彼の死を悟ってみんなが神妙な面持ちをしているとき、
うちの母上が「この人、こんなところで死なんやろ」と言って、
僕が「母上、彼は細川忠興ではありませぬ」とフォローしたりしましたが、
文太郎はほんまに生きてたわ。
(≧▽≦)アハハ
スーパーバイザーでもある真田広之さんこだわりの日本描写は、
今までのハリウッドの日本描写とは一線を画しています。
しっかり日本語の時代劇なもんで、
どうやって英訳しているのか興味あるね!
今度、英語字幕で観てみよ!
\(^o^)/
すごく奇妙なところから始まるので、
母上と、どこまでやるんやろうね?と話していたら、
やはりものすごく奇妙なところで終わりました。
シーズン3までやるという話が出ていて、
このペースならそらそうだよね、
全然関ヶ原まで行けてないもん。
ここまでだと、まだまだSHOGUNまでは手が届いていないし、
虎永はそんなに活躍してないじゃん!
暗躍はしてましたが……
で、登場人物たちの中では、
浅野忠信さんが演じている樫木藪重がおもしろいキャラクターでした。
たぶん本多正信あたりがモデルだと思われますが、
清濁併せ持つ、サイコパスっぽいおもしろさ。
崖に落ちてしまい、上がれそうにないと思うやいなや腹を斬ろうとして、
按針をビビらせる序盤のシーンはめちゃ面白かった。
海外の人が「“ハラキリ”とは、
思うように誇り高く生きられないときに、
誇り高く死を選ぶことなのだ」と言ってて、
そうですね………改めて言われるとそうなんだよね。
切腹を仰せつかったって聞いたら、
あ、死刑ちゃうんや、よかったやんと思うもんな…
海外の人からしたら異様なんやろうな……
(^_^;)
そして……当初の想像どおり、鞠子様に夢中になったへっぽこハンターコトワ、
後半の展開が辛かった……
。・゜・(ノД`)・゜・。
鞠子様は細川ガラシャなので、
人質になることを良しとせず、死なねばなりません。
僕らは史実を知っているので、
彼女が死を選ぶことはあらかじめわかっている。
わかっているんだけども……
でもツラい……
続編楽しみだけど、
もう鞠子様はいない……
俺はどうしたらいいんや……
( ;∀;)
海外の皆さんが“サムライ版ゲーム・オブ・スローンズ”と仰ってて、
そうですよね、推しが容赦なく死ぬドラマ……
そいや、藪重もいないや。
新しいキャラクターに期待するしか……
というわけで、この規模の時代劇を、
ほとんど日本語で、海外で撮ったということがすごくて、
おもしろいなーって思いましたが、
まだまだ道なかばなので、どう転ぶかはわからんで!と思いました、
へっぽこハンターコトワでした。
(*`・ω・)ゞ
あ、そうだ、オープニング映像のことを言いたい!
砂の上に家紋が表れたり、
その砂を海に見立てて船が進んだりする映像なんですが、
枯山水とはなにかをすごくうまく表現していて、
そこからしてもう、
今までのハリウッドのトンでもジャパンとは全然違う!という感じがして、
面白かったです!
(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!