南インド映画の世界その4:それはそうとしてお前だけは許さん | へっぽこハンター日記

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新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

引き続き『熱風!!南インド映画の世界』より、

ラストは『サイラー ナラシムハー・レッディ』!!

内容に触れています。

 

 

19世紀、南インドのレーナードゥ地方。

そこには独立した61の領主国家がありましたが、

イギリスの侵攻により、領主たちは実権を失い、植民地化されていきました。

 

その中の一人の領主・ナラシムハー・レッディ(チランジーヴィ)は、

それぞれの領主たちをまとめ、増税に苦しむ民衆を率いて、

イギリスに対して反乱を起こします…

 

 

インド史上はじめてイギリス軍と戦った英雄役を、

メガスター・チランジーヴィさんが演じて映画化。

 

尊すぎて、ファンが神社を建ててしまったというくらい有名な俳優アミターブ・バッチャンさんや、

『バーフバリ』のデーヴァセーナ妃役のアヌシュカ・シェッティさんや、

アヴァンティカ役のタマンナーさんなどが華々しく登場し、

領主たちの俳優さんもそれぞれ豪華キャストの歴史アクション劇です。

 

今回上映された4作品の中で一番しんどいだろうと思って覚悟していきましたが、

すさまじかったですね…

でも驚きの連続で目が離せなくて、とてもおもしろかったです。

 

クライマックス、走馬灯シーンで、

「それはそうとしてお前だけは許せん!」という気持ちになるの、

めちゃくちゃおもしろかったです。

見習っていきたい。

強い気持ち。

("`д´)ゞ

 

 

最後に革命の英雄たちの肖像が次々と並べられますが、

『RRR』のエンディング“エッタラジェンダ”でお顔を見た人たちだーと思いながら観ていたら、

ラーマもビームもちゃんといました。

『RRR』は実在の英雄ふたりがもしも出会っていたらという歴史ファンタジーですが、

実際の彼らを知らないので、

こうして肖像を見ると不思議な気持ちになりました。

(^-^)

 

 

現在進行形で他国を侵略したり、虐殺したりしている国家があるので、

ほんとうに昔のこととして流せない部分がある・・・と思いながら観てましたが、

イギリス軍の使いの徴税人が、

増税がえげつないときに、

税金は払わなくてもいいが、土地の使用料を納めろと詭弁を言ってくるシーンで、

わー日本の現政権みたい〜って思いました。

(# ゚Д゚)ゴルア!

 

選挙があったらこんな連中どんどん落としていこう!

みんなで立ち上がるんやで!!

そもそもコロナでみんなが大変になったとき、

どこの国も減税したのでそのあと経済を立て直すことができましたが、

日本だけ増税したのでGDPがガクンと落ちたままなんだよ!!

“増税メガネ”と言われたのがいやで減税するってアピールしてるけど、

それも来年、しかも僅かすぎて全然話にならないよ!!

騙されないでね!!

みんな気づいてるとは思うけど!!

(`Δ´)

 

 

 

てなわけで、南インド映画の世界、

四本それぞれの魅力があって、とても面白かったです。

またこういう企画やってほしい!!

へっぽこハンターコトワでした!

(^-^ゞ