『残穢』観ました。
旧作につき、ネタバレあります。
読者から募った実話をもとに怪談小説を書いている“私”(竹内結子さん)は、
大学生の久保さん(仮)(橋本愛さん)という読者から、
引っ越したばかりのマンションの部屋で奇妙な音が聞こえるというお便りをもらいます。
作業などをしていると、背後の和室から畳を掃くような音がして、
そちらを見ると音がやむとのこと。
和室の戸を閉めておくと、ゴッというなにかが倒れるような音がして、
戸を開けてみると、着物の帯のようなものが見えたそう。
和服の人が首をくくって自殺して、
その帯が畳を擦っている心霊現象ではとイメージした久保さん。
その話を聞いて、
以前別の人からもらったお便りに似たような話があったと思い、
私が過去の手紙を調べると、
久保さんと同じ岡谷マンションの別の部屋の人からのお便りでした。
しかし、不動産屋さんに聞いてみても、
岡谷マンションでは事故も自殺も起きたことがないとのこと…
久保さんと私はマンションが建つ前の地元の情報を調べてみることにします…
このポスターのテイストはあんまり合ってない気がしますが、
ちょっと変わったホラーで楽しかったです。
変わってるというか…
ある意味王道なんやけど、
とにかく情報量が多くて、
それを視覚的にわかりやすいようにテロップとか入れてくれてて、
再現ドラマみたいな楽しさがありました。
ブログ書くときにさ、
洋画は登場人物の名前もそのまま書けるけど、
邦画はお名前がどんな漢字なのかわからなくて困るんだよね。
調べて書いたりしてましたけど、
もうカタカナでいいかなと思うようになりました…
でも、この映画はお名前がすべてテロップで出るのでわかるよ!
v(´▽`*)
マンションが建つ前にあったお宅をたどっていくんですが、
それぞれ怪奇現象のようなことがあって、
イメージがつながったときは気持ちいいね!
(*´∇`)
久保さんが見た帯のようなものについて、
「結婚式みたいな金色の刺繍のやつ」という表現をしてて、
久保さんは着物に詳しくないからそんなざっくりした表現なんかなと思ってたら、
ほんとに高野さんは結婚式のあとに首をくくってはったことが判明して、
久保さんは正しかった!
\(^o^)/
こんな感じです。
(^o^)v
現代の千葉のマンションから、
たどってたどって、
明治の福岡の炭鉱主のお屋敷までたどり着いたんよ!
おもしろい!
\(^o^)/
炭鉱で大火災が起き、
坑道に閉じ込められて焼け死んだ労働者のみなさんの祟りが大元でした。
労災……
そのとばっちりがこんな遠くまで脈々と…
経営者の皆さんは震えて眠れッ!!!
労働者なめんなッ!!!
ヽ(♯`Д´)ノ
というわけで、
エンドロールまでしっかり楽しかったです。
気になったのは、
これだけいろいろ調べたのに、
岡谷マンションのオーナーさんには話を聞いてないこと。
岡谷マンションは、度重なる心霊現象で住人が引っ越していき、
引っ越した先で変死してるので、
岡谷マンションそのものは事故物件じゃないのです。
なのに家賃は相場より相当安いらしい。
ってことはオーナーさんはなんかわかってたはず。
と、思うんですけどね…
原作読めばそのへんのことがわかるのかなあ?
(´・ω・`)?
さて、ブログタイトル。
岡谷マンションの前にあった根本家のおばあちゃんが、
ちょっと認知症ぎみで、
縁の下に猫がいると言い張って、
床にへばりついて、ネコチャンネコチャンと話しかけながら、
縁の下にエサを投げ入れたりしていたそうです。
実はこれ、
その前の前に建っていた吉兼家の息子さんがおかしくなって、
「殺せ燃やせ」と呻きながら床下を徘徊してしていたことに由来する、
心霊現象と思われるとのこと。
吉兼さんの幽霊が床下から「殺せ燃やせ」と繰り返し言ってるのに、
おばあちゃんは「ネコチャンネコチャン♪」と言って返事してたのかと思うと…
幽霊、甲斐がないな!!
(≧▽≦)アハハ
観終わったあとにそのことがじわじわきて、
ニヤニヤしてしまいました、
へっぽこネコチャン好きハンターコトワでした!
(^o^ゞ