『バルカン超特急』観ました。旧作につきネタバレ含みます。
ヨーロッパの特急列車が雪崩でストップし、
観光客たちはバンドリカという小さな国で足止めを食らいます。
独身時代最後の旅行を楽しむアイリス(マーガレット・ロックウッド)は、
バンドリカのホテルで、感じのよい老婦人・フロイ(メイ・ウィッティ)と出会い、
仲良くなります。
落ちてきた植木鉢が頭に当たるというアクシデントに見舞われたアイリスは、
ようやく動き出した列車に乗り込んで少し仮眠を取りますが、
目覚めると、フロイさんがいなくなっていました。
ほかの乗客も乗務員も誰もそんな人を見ていないと言い、
直前に頭を打ったから幻覚を見たんだとまで言われてしまいます。
納得いかないアイリスは、
バンドリカのホテルで出会った不遜なクラリネット奏者・ギルバート(マイケル・レッドグレイヴ)とともに、
フロイさんを探すことにします…
スカパーでヒッチコック特集をしているのか、
先日は『サイコ』をやってて、
今回はこの『バルカン超特急』でした。
めちゃくちゃ変な映画で、
なんかおもしろかったです。
(≧∇≦)
トラベルミステリーっていうジャンルとはちょっとちがう感じ…
だってバンドリカは架空の国で、
登場人物たちはこの国の悪口ばかり言ってる…
(^_^;)
でも、全然共通点のない人間が何時間か同じ空間を共有するという、
鉄道ミステリーならではのおもしろさはありますね。
列車で姿を消したご婦人はいったいどうなったのかについては、
けっこう意外な感じで、
というかかなりハチャメチャで、
僕はなにを観ているんだ…と思ったりしました。
( ̄ー+ ̄)フフッ
特に、狂言回し的なキャラクターとして登場する、
旅先でもクリケットの試合結果しか気にならないイギリス人二人組がヘンテコすぎた。
(≧∇≦)ギャハハハ
ヒッチコックおもしろーと思いましたとさ☆
ブログタイトルは、
ギルバートがアイリスを評価して言う台詞から。
「行儀が悪くて上の空、なんて魅力的なんだ!」
どうかしてるんじゃないかと思いつつ、
ちょっとわかる気もする、
へっぽこハンターコトワでした!
(≧▽≦)アハハ
不機嫌な美女って最高じゃないかって話やんね?
(≧∇≦)
そんで、ヒッチコックの理想の美女像ってそういう感じなんよね。
そこらへんが、僕がヒッチコックおもしろーと思うポイントかもね。
(^_-)☆