『七つの会議』観ました。
旧作につき、ネタバレあります。
仕事を怠けてばかりの万年係長の八角(野村萬斎さん)は、
自分より年下のエリートの課長・坂戸(片岡愛之助さん)からも叱責される毎日。
ある日、八角は坂戸をパワハラで社内窓口に訴え、
誰もが通るわけがないと思われたのに、
なぜかそれが認められ、
坂戸は突然異動させられることに…
坂戸に代わって課長となった原島(及川光博さん)と、
社内の動きの異様さに着目した営業課の浜本(朝倉あきさん)は、
この異動の裏になにがあるか調べだします…
テレビで放送していたので観てみました。
会社員にはヒリヒリするストレス過多な前半は観てるのしんどいですが、
事情がわかりだす後半は話がどんどん進む感じで、
おもしろかったです。
『半沢直樹』もそうだったよね。
すべてきれいに解決する訳じゃありませんが、
不祥事を片付けるのは上の人間がまともかどうかにかかってるなあと痛感。
おかしなことがあって訴えても、
握りつぶされたらおしまいやからさ…
この映画では、直属の上司に裏切られ、
その上の取締役にも裏切られたため、
親会社にチクってやったけど、親会社にも裏切られたので、
関係のあるお役所に告発して、
やっとことが動きました…
元気がない人ならへとへとになってまう…
エンディングで、
香川照之さん扮する北川が、ずっと顔色をうかがっていた取締役について、
「何であんな男をあんなに恐れていたのか」と泣きながら語るくだりが、
会社員のパワハラのすべてを象徴している気がしました。
会社の内部の権威って、
外の人間から見たら、だからなに?って感じやけど、
そこにずっと属している人にしてみれば、
ほとんど洗脳に近い状態なんよね…
パワハラで追い詰められた人に「会社辞めたらいいやん」って思うけど、
追い詰められてる人にはほかの選択肢なんか見えないんよね…
そういう意味でも、転職ってしておいたほうがいいよと常日頃思う、
へっぽこハンターコトワでした。
うちの会社でも、学校卒業してからずっとここに勤めてる人って、
ここのルールを常識だと思い込んでて、
モラハラ発言されても我慢してるから、
ほんとよくないよ~。
「そんなんよそじゃ通用しませんよ」と言っちゃうよ~。
僕は常に気にしないからね~。
(*´▽`)y-。o○