武闘派を好きになりやすい | へっぽこハンター日記

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新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

『355』観ました。

公開中につき、ネタバレなしでいきます。

 

 

コロンビアのギャングのひとり息子が、

世界中のすべてのシステムをハッキングできるデバイスを開発します。

 

闇取引の現場からデバイスを持ち去った男を追い、

CIAのエージェント・メイス(ジェシカ・チャスティン)と相棒・ニック(セバスチャン・スタン)は、パリに潜入します。

 

しかしほかにもデバイスを狙うものが複数あらわれ、

デバイスは国際テロ組織の殺し屋の手に渡ってしまいます。

敵と思われたBNDのエージェント・マリー(ダイアン・クルーガー)、

メイスの親友のMI6のディジャ(ルピタ・ンニョゴ)、

居合わせたコロンビアの心理分析官・グラシー(ペネロペ・クルス)と手を組み、

メイスはデバイスを取り戻そうとします…

 

 

DSC_4478.JPG

 

即席チームのミッションインポッシブルな映画で、

あらすじはシンプルですが、楽しかったです!

命は軽い!スパイは過酷だぜ☆

(^_^;)

 

キャストが豪華すぎてエグいです。

全員主役みたいやん!

\(^o^)/

 

特に暴れん坊のドイツのエージェント・マリーがめちゃくちゃ好き!

強い!火力も強い!

武闘派を好きになりやすいな!

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 

また、この映画、

製作にも関わってるジェシカ・チャスティンさんが、

女性が働きやすい現場になるように託児トレーラーを用意したり、

みんなのギャラを統一したりしたんだって。

 

よくわかんないけど、スタジオなどを通さずつくられてる映画だそうで、

だからこそ自分達の裁量でそういうことが可能になったらしいんだけど、

インタビューで「今のところ業界からまだ干されてないけど大丈夫かな?」って仰ってて…

ハリウッド怖いな…と思ったりした…

 

 

実は『ゴーストバスターズ』問題がありまして…

僕は2016年にポール・フェイグ監督が撮った女性たちの『ゴーストバスターズ』、

楽しくて大好きなんですけど、

『ゴーストバスターズ』のオリジナルキャストやスタジオやオリジナルのファンは納得いかなかったそうで、

フェイグ監督は大層いやがらせを受けたりしたって話を聞いてました。

 

ちょうどその頃ですよね、

『キャプテンマーベル』を公開前なのに低評価つけて、

ブリー・ラーソンさんの悪口をネットに書き散らした連中がいた事件。

“女のスーパーヒーローなんか要らん”という論調で。

 

けっこうビックリしたんですよね、

そんな古い漫画の小悪党みたいなこと言うやつ、現実にいるんや!と思って。

 

思えば、洋画でも邦画でも、映画のなかの女性ってのは、

どんな属性の人でも、

だいたい恋人か夫かこどもの心配をしてたり、

偉大な父の影があったりするもんですが、

2016年の『ゴーストバスターズ』も『キャプテンマーベル』も、

そういうのがない、特殊技能を持つ独身女性たちが自分達だけでなんとかする話だった。

ミソジニーな連中にはそれが気にくわなかったんか…

 

好きか嫌いかはただの好みの問題だから自由だと思いますけど、

いやがらせをするってのがよくないよねえ…

 

 

そんで、2016年の直後に、

オリジナルの『ゴーストバスターズ』の正統な続編をつくるって話が出て、

公式さんがそんなこれ見よがしなことする?!って驚きまして…

 

オリジナルの『ゴーストバスターズ』も勿論好きだし、

続編があるのは楽しみだったけど、

そんな話聞いちゃうとちょっとなあ…

続編の『アフターライフ』、好きな俳優さんも出るし、

映画が悪い訳じゃないし、

観たいのはやまやまだけど…

 

けっこう葛藤して…

土曜の朝起きて、

「じゃあ、間をとって、355観に行こう」と思い立ち、

朝一番の回を観てきたという次第です。

 

間をとって、ってなんやねんと自分にツッコミいれたけども、

ええんや!

女性ヒーローが活躍する清々しいエンタメアクションを観て、

スカッとしたかったんや!

(^_^;)

 

というわけで、2016年の『ゴーストバスターズ』をまた観ようかな、

へっぽこハンターコトワでした!

(^o^ゞ

 

いや~ゆるくて楽しくて、おバカなとこもあって、

でも友達っていいね~!って思えるエンタメ映画なんですけどねえ?

目の敵にするようなお話じゃないのに…

( ´-ω-)y‐┛~~